mixiユーザー(id:2039217)

2014年12月30日03:24

502 view

料理スキルと生存戦略

人類の歴史の中で、調理はどんな必然で発生したんでしょうか。
言うまでもなくほとんどの生き物がいわゆる生食いです。また種や骨、泥などの非可食部を一緒に食べることもままあります。
また、パンダやコアラのような極端な例はともかく、多くの生き物は餌となる範囲をある程度限定していますが、人間は飛び抜けて雑食と言えます。

人間が持つ身体的機能だけでは生食いできないもの、殻が硬くて歯が立たない実を道具を使って割るような"下ごしらえ"も含めて、調理というのは餌の範囲を広げるのにまずは役立っていると思います。
草食動物より短い腸や1つの胃袋で消化できるよう、繊維を柔らかくするために加熱する。これが煮炊きの目的でしょう。

では調味は?
肉食動物は内臓や血から塩分を補給しています。草食動物は一緒に食べた土や岩塩から塩を補給しています。
ヒトは雑食なので肉も食べますが、調理を覚えたことで”下ごしらえ”をしますから食肉から直接塩分を摂取できなくなりました。植物にはもちろん塩分は含まれていません。だから「後付で加塩」する必要が出てきたわけですね。
でもそれって餌は餌、塩は塩で別々に摂取してもいいはずですし、わざわざ塩を持ち歩いて調味する手間は生存戦略から考えれば余計な感じがします。
何故かな〜と考えていて思ったのですが、ヒトが本来主食としない食材=脳が美味しいと感じない食材を、塩分=脳が美味しいと感じる食材とセットで食べて脳を誤魔化すための方便なんじゃないかな、とか。
調味することで餌の範囲が増え、他種族に比べて生存力が伸びた、と。

まあ、どうなんでしょうかね。これは僕が適当に言ってるだけなんで。
でもそういう方向での料理の研究って誰かしてないんですかね。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する