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2014年12月29日03:18

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STAP細胞問題は、「pathological science(病的科学)」か

STAP細胞問題から学んだ教訓「チームに紛れ込んだブラックスワンを見破れるか」



The Huffington Post


投稿日: 2014年12月27日 12時01分 JST 更新: 2014年12月27日 12時09分 JST

OBOKATA


大きな騒動になったSTAP細胞問題。理化学研究所(理研)の調査委員会が12月26日に公表した研究論文に関する調査報告書には、「たまたま小保方氏と共同研究する立場にはなかった大部分の研究者も、もし自分が共同研究をしていたらどうなったかを考えると、身につまされることが多いだろう」との指摘があった。

しかし、今回の一連の事件を「自分のこと」に置き換えて考えているのは、研究者だけではない。STAP細胞問題のようなことがもし身近で起ったとしたら、どのように対処すべきだろうか。ネットユーザーの声を拾った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/26/stap-serve-as-a-cautionary-tale_n_6383684.html




メガロドンと病的科学

September 2, 2014.


科学史においてはしばしば、確固たる証拠に基づかず科学者の主観的な判断によって誤った結論が導出されることがある。このことを専門用語では、「pathological science(病的科学)」と呼んでいる。


科学史におけるこうした事例をまとめたベストセラー「The Disappearing Spoon」の著者となるSam Keanは今週号のAmerican Chemical Societyのビデオニューズレターの中で正に同じ事例が、Megalodon(メガロドン)の化石の発見を巡って起きたことを説明している。

科学調査船のHMS Challengerは19世紀に行われた科学探査航海でMegalodonの化石を発見した。科学者はその化石を鑑定することによりMegalodonは150万年前に死滅した太古の生物だと断定した。しかし、その後、発見されたいくつかのMegalodonの歯の化石はミステリアスな程、新しく見えたため、Megalodonは数千年前までは生きていたのではないかとする説も浮上した。

数千年前という歴史年代は地質年代的には非常に新しいものであり、ある研究者に至ってはMegalodonの一部は現代においても生き残っているとまで主張した。

Megalodonは生きているというのである。Megalodonが生きているというのであればなぜ、Megalodonの目撃証言はまったく得られないのだろうか?しかし、このMegalodonはまだ生きているという説は一人歩きを始め、人々の勝手な憶測により様々な大きさのMegalodonが今でも泳ぎ回っているという風に発展してしまったのである。

ここで振り返らなければならないのは、科学とは、主観や推測で語るべきではなく、結論は必ず、証拠に基づいて出す必要があるということとなるのである。そう、このpathological scienceを巡る事例の恰好の例がMegalodon生存説を巡る主張になるかもしれないのだ。

詳しい内容は下のビデオを参照のこと。
原文 (English)

Source Reference: American Chemical Society, "The Disappearing Spoon Author Sam Kean Takes on the Megalodon Myth".


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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://jp.sciencenewsline.com/articles/2014090215480007.html
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