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2014年12月27日11:07

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大陸地殻はマントルの部分溶融でできたマグマが冷えてできる。いわば大陸地殻はマントルの絞りかす>大陸地殻は密度が小さいのでマントルに沈み込むこともないので、地球表面にだんだんとたまって、成長していく

4. 大陸の成長

 大陸地殻はマントルの部分溶融でできたマグマが冷えてできる。いわば大陸地殻はマントルの絞りかすというべきものである。また、大陸地殻は密度が小さいのでマントルに沈み込むこともないので、地球表面にだんだんとたまってくる。つまり大陸地殻は地質時代を通じて考えると成長していることになる。

 さらに大陸地殻を乗せた陸のプレートと、海洋地殻を乗せた海のプレートが衝突するところでは、海のプレートの沈み込みが起こり、海のプレートに乗っていたものが大陸地殻の端に付加されていく。

 こうして大陸は外へ外へと成長していく。北アメリカ大陸の成長の様子は下の参照。

 このような大陸の成長は日本列島でも見られる。西日本の過去の造山帯の中心を見ると、より古い飛騨変成帯−三郡変成帯から領家変成帯−三波川変成帯から四万十帯などの帯状構造がそれである。さらに四国沖には現在付加体が形成中である。

 このような大陸の成長は地質時代を通じると連続的に起きているのではなく、27億年前、19億年前、13億年前に激しく成長した時期があったらしい。この時代の火成岩の量が多いことから、そうしたことがいわれている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/kotaichikyunorekishi.htm



1.マグマの発生(2)

 マグマはマントル上部で発生する。マントル上部はかんらん岩であるが、そのかんらん岩が部分溶融して玄武岩質マグマになる。これについては、こちらを参照。なお、マグマにはマントルを作っているかんらん岩が部分溶融してできるマグマだけではなく、玄武岩質マグマが上昇する過程で地殻下部の岩石も融かして、それらが混じってできるマグマもあると考えられる。

 かんらん岩はかんらん石70%、輝石30%程度からなる岩石である。かんらん石と輝石は違う鉱物であり、それらの間では固溶体をつくらない。こうした固溶体を作らないものを融かすとき、また冷え固まるときは不連続的に組成が変わることがある。詳しくは固溶体を作らない場合の相平衡図(1)、固溶体を作らない場合の相平衡図(2)を参照。

 こうして、マグマが発生する深さ(圧力)によっておなじ玄武岩質マグマといっても、その組成が微妙に違うものができることもある。玄武岩質マグマは冷え固まるときにいろいろな鉱物の組み合わせを持った様々な種類の火成岩ができることになる。これについては、かんらん岩の部分溶融を参照。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/kaseigan-01.htm
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