mixiユーザー(id:321282)

2014年12月25日20:54

235 view

NMT阻害剤

ロンドンの学者らが万病を癒す万能薬を発見したhttp://japanese.ruvr.ru/news/2014_10_01/278010223/

帝国大学の研究者たちが多くの病気の細胞の増殖を司る酵素を停止させる方法を考案した。NMTという酵素は蛋白質と反応して病気の細胞を殺すどころか増殖させてしまう。癌の増殖はこのように起きる。学者らは、この酵素はアルツハイマー病の進行にも関与していることを突き止めている。研究と実験を重ね、このNMT酵素を停止させる分子が発見された。これをもとに人類を救う薬品が開発される可能性がある。しかし、その開発には10年がかかるとメディアは伝える。


N-Myristoyltransferase阻害作用を有する新規抗真菌剤の創薬研究

NMT阻害阻害剤の合成と構造活性相関に関する研究
http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/assist1/Y_O-150.pdf



人間はヒトの細胞と細菌から成る「超有機体」
http://wired.jp/2004/10/13/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AF%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AE%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%A8%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E6%88%90%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%B6%85%E6%9C%89%E6%A9%9F%E4%BD%93%E3%80%8D/

体を構成する細胞の数は数十兆程度だが、体内に生息する細菌の細胞数は100兆を超える。こうした体内微生物が、免疫系など人体の仕組みと密接な相互作用をしていることを考えると、人間とは、ヒトの細胞と微生物とが高度に絡み合った集合的有機体とみるのが適切だ――イギリスの研究者がこのような内容の論文をまとめた。「超有機体」というこの視点は、将来期待される「個人の特質に応じた投薬・医療」の開発に際して、重要な意味をもってくるだろう。

あなたの体内に存在する細胞のかなりの部分は、あなた自身のものではない。それどころか、ヒトの細胞でさえない。それは細菌(バクテリア)の細胞なのだ。目には見えないが足の指の間で増殖の機会をうかがっている菌類から、腸の中の1キログラムにもおよぶ細菌類に至るまで、さまざまな要素を考えると、われわれ人間は歩く「超有機体」[superorganism: 通常はハチやアリなど社会性動物の集合体を指す]であり、ヒトの細胞と菌類、細菌、ウイルスが高度に絡み合った存在とみるのが、最も適切なとらえ方と言えるだろう。

 以上のような見解を、ロンドン大学インペリアル・カレッジの科学者たちが『ネイチャー・バイオテクノロジー』誌10月号に発表した。この論文は、体内微生物と人体の相互関係のあり方を扱っている。個々人が抱える細菌の種類や分布によって、医薬品への反応が大幅に異なる可能性があるため、この超有機体の仕組みを理解することは、将来の「個人の特質に応じた投薬・医療」を発展させていくうえで不可欠だというのが、論文の主張だ。

 今回の研究では細菌に絞って調査が行なわれた。人体には500種を超える細菌が存在し、その細胞の数は合計で100兆以上になるという。人体を構成する細胞の数が数十兆程度であることを考えると、われわれ人間の身体は、数の上でよそ者にかなり劣っている。結果として、われわれの身体内に存在する遺伝子も、大部分が細菌のものだということになる。

 だが、われわれ人間にとっては運のいいことに、こうした体内細菌は総じて共生生物(commensal)と呼ばれるもので、人間の食べたものをエネルギー源にしているものの、人体に実害を及ぼすものではない(commensalという英語は、食卓を共にするという意味のラテン語を語源としている)。それどころか、細菌には有益なものも多い。共生している細菌は、人体の免疫システムと緊密に連携し、人に危害をもたらす可能性がある感染症からわれわれを守ってくれるのだ。

 今回の研究を率いたインペリアル・カレッジのジェレミー・ニコルソン教授(生化学)は、「多くの病気が遺伝的性質や環境要因など様々な要素の影響を受けていることは、かなり前から明らかになっていた。だが、今回の論文で提示した超有機体という概念は、病へと至る過程の理解に大きな影響を与える可能性がある」と語る。この手法の応用範囲は、インシュリン抵抗[肥満などによりインシュリンが十分に機能せず血糖値が上がる現象]、心臓病、一部のガン、さらには一部の神経疾患の研究にまで及ぶかもしれないと、ニコルソン教授は考えている。

 ヒトゲノムの解読完了(日本語版記事)後、科学者たちはすぐに次の段階を考えた。すなわち、ヒトの遺伝子が環境要因と絡み合いながら、疾病の発現リスクや、加齢プロセス、薬の効能といったものに影響を与える仕組みの解明だ。だが、環境要因には、100兆もの体内細菌の遺伝子から生み出される物質も含まれるため、その仕組みは非常に複雑なものになっている。30億の塩基対からなるヒトゲノム情報自体も、けっしてその複雑さを軽減する助けにはならない。

 「ヒトゲノムが与えてくれるのは、わずかな情報にすぎない。体内の微生物が病気に対する人体の反応に影響を与えていることが判明したからには、今後われわれはこの分野についてさらに研究を進めなくてはいけない」とニコルソン教授は指摘する。「体内微生物と人体の相互作用を理解すれば、ヒトに関する生物学や医学がヒトゲノムの領域を超えて発展することになり、遺伝子と環境との新種の相互作用の解明にも役立つ。こうした知見が得られれば、やがては病気の治療についても、新たな手法がとられるようになるだろう」

 ニコルソン教授とともに今回の研究に参加したアストラゼネカ社所属のイアン・ウィルソン博士も、「ヒトを超有機体と考える」概念は「医薬品の開発に非常に大きな影響を与える可能性がある。医薬品の代謝や毒性に対する反応が、各個人で大きく異なるかもしれないからだ」と述べる。

 「体内のpH値や免疫反応といった要素に、体内微生物は影響を及ぼしうる。薬の効き具合は、こうした要素によって変わってくる」とウィルソン博士。

 今回のインペリアル・カレッジの研究は、『X-ファイル』の熱烈なファンからUFOマニアまで、多くの人が長い間主張していたこと――「人類は孤独ではない」――を裏付けている。もっと言えば、生物としての人間の最重要要素の特定には、ヒトゲノムの情報だけでは足りないということだ。




人体をコントロールする細菌たち
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2301G_T20C12A8000000/

人体には、自身の細胞数(約60兆個)の約10倍にあたる細胞数の細菌がすみついており、主人であるヒトの心身の状態をコントロールしている――。細菌が作る内なる生態系「マイクロバイオーム」が、人体の作ることができない有益な物質を生み出したり、過剰な免疫反応を抑えたりしていることがわかってきた。

 ヒトの体内にすむ細菌でよく知られているのは、「ビフィズス菌」などの名前で知られる腸内細菌。これに限らず常在菌と呼ばれる人体の細菌のすみかは、口、鼻、胃、小腸、大腸、皮膚、膣(ちつ)などほぼ全身に及んでいる。常在菌の種類は1000前後とみられているが、その種類や組成、密集の度合いは場所によって異なり、固有の集団である細菌叢(そう)を形成している。

 ヒトはほぼ無菌状態で生まれた後、母親や周囲の環境から細菌をもらい、これが体内で増えていく。興味深いことに、一卵性双生児の場合も、全く同じ細菌叢のパターンを持つ人はいない。人体のマイクロバイオームは、遺伝子解析技術の発達に伴い、細菌全体のゲノムをひとまとめにして調べるメタゲノム解析と呼ばれる方法で詳しく調べられ、新たな発見が続いている。

 腸管などにいるバクテロイデス・フラジリスという細菌が、自己免疫疾患を抑制する機能を持つ制御性T細胞の誘導に関係していることが2010年に判明した。翌11年にも同様の働きをする細菌が確認された。ヒトの例ではないが、肥満を防ぐ遺伝子をノックアウトして肥満症にしたマウスの腸内細菌叢を健全なマウスに移植すると、そのマウスも肥満を発症することが確かめられている。

 細菌叢の乱れがアレルギー、動脈硬化、糖尿病、多発性硬化症といった様々な病気の発症に関係しているという証拠が見つかりつつある。これらの細菌をコントロールすることによって、病気の症状を和らげ、あるいは治療する方法が開発できるかもしれない。

 胃腸にすむ細菌が、健康状態だけでなく、思考や気分に影響を及ぼす可能性も指摘されている。特殊な環境で育てて消化管に微生物がすみつかないようにした無菌マウスを、ストレスを誘発する状況に置いたところ、通常のマウスと比べて、ストレスホルモンの血中濃度が高まったほか、記憶と学習に重要な脳の海馬という領域で、神経に栄養を与える因子を生む遺伝子の発現が低下するという結果が得られた。

人体には、自身の細胞数(約60兆個)の約10倍にあたる細胞数の細菌がすみついており、主人であるヒトの心身の状態をコントロールしている――。細菌が作る内なる生態系「マイクロバイオーム」が、人体の作ることができない有益な物質を生み出したり、過剰な免疫反応を抑えたりしていることがわかってきた。

 ヒトの体内にすむ細菌でよく知られているのは、「ビフィズス菌」などの名前で知られる腸内細菌。これに限らず常在菌と呼ばれる人体の細菌のすみかは、口、鼻、胃、小腸、大腸、皮膚、膣(ちつ)などほぼ全身に及んでいる。常在菌の種類は1000前後とみられているが、その種類や組成、密集の度合いは場所によって異なり、固有の集団である細菌叢(そう)を形成している。

 ヒトはほぼ無菌状態で生まれた後、母親や周囲の環境から細菌をもらい、これが体内で増えていく。興味深いことに、一卵性双生児の場合も、全く同じ細菌叢のパターンを持つ人はいない。人体のマイクロバイオームは、遺伝子解析技術の発達に伴い、細菌全体のゲノムをひとまとめにして調べるメタゲノム解析と呼ばれる方法で詳しく調べられ、新たな発見が続いている。

 腸管などにいるバクテロイデス・フラジリスという細菌が、自己免疫疾患を抑制する機能を持つ制御性T細胞の誘導に関係していることが2010年に判明した。翌11年にも同様の働きをする細菌が確認された。ヒトの例ではないが、肥満を防ぐ遺伝子をノックアウトして肥満症にしたマウスの腸内細菌叢を健全なマウスに移植すると、そのマウスも肥満を発症することが確かめられている。

 細菌叢の乱れがアレルギー、動脈硬化、糖尿病、多発性硬化症といった様々な病気の発症に関係しているという証拠が見つかりつつある。これらの細菌をコントロールすることによって、病気の症状を和らげ、あるいは治療する方法が開発できるかもしれない。

 胃腸にすむ細菌が、健康状態だけでなく、思考や気分に影響を及ぼす可能性も指摘されている。特殊な環境で育てて消化管に微生物がすみつかないようにした無菌マウスを、ストレスを誘発する状況に置いたところ、通常のマウスと比べて、ストレスホルモンの血中濃度が高まったほか、記憶と学習に重要な脳の海馬という領域で、神経に栄養を与える因子を生む遺伝子の発現が低下するという結果が得られた。



--------------------------------------------------------------------------


いずれ癌やその他内科疾患などの治療は選択的殺菌・殺ウイルス
という事になるのではと思う。





0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する