まあ、いいでしょ(笑)

■「恋愛資本主義に抵抗する！」 クリスマス粉砕デモに参加した「非モテ」たちの生き様
(弁護士ドットコム - 12月24日 12:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3199199

反原発とか秘密保護法とかそういう政治的なデモには批判的な立場だけど、まあ、こういう肩の凝らないデモは洒落としてはいいと思うよ。どうせデモなんて自己満なんだから。

ところで、「10000円の松坂牛と3000円の現金、どっちがいい」っていうテレビ番組の設問で、3000円を選ぶ若者が多かったってのがあって、これに対して驚いたという、ある爺さんのツイートに批判が集中したというまとめを読んだのね。正直僕も、最近若い人の欲の無さに驚く事が時々ある。価値観は人それぞれっていうのは確かにその通りなんだけど、本気で3000円がいいと思ってるんじゃなくて、3000円であっても現金が欲しいっていう現実を否定されたくないっていう、そんな匂いを感じるんだよなぁ。

このクリスマス粉砕デモも同じで、シャレでやってるんならいいんだけど、本当は彼女も欲しいし、楽しい思いもしたいのに、そういう自分になろうと思わず、そんな自分を肯定しちゃっている人が結構いるんじゃないかなぁって思うわけさ。

確かに僕らはバブルを経験してる世代だし、クリスマスに高級レストランに行ってシティホテルに泊まってセックスするっていう、このデモの参加者たちが粉砕したいクリスマスが始まった時代を過ごして来て、頑張ればそういう楽しい思いができるっていう現実味を感じられる(だからって、そんなクリスマス過ごした事ないけどさぁ)。

だからって「本当はしたいけど無理だから粉砕」なんて言わないで、したいならすればいいじゃない？って思うわけだ。やろうと思わなきゃできないけど、やればできる"かも"知れないんだもん。

今は時代が悪い？オヤジ世代の価値観の押し付け？いやいやいや、年配の人が小うるさく言うのって、いつの時代もそうだよ。僕らが若い頃だって、昔はよかったっていう大人はたくさんいたって。本質的に何も変わらないって。ただ、昔は今よりも、諦めてる若者が少なかったってだけの話じゃないかなって思うよ。

えー、宗教的、思想的その他もろもろの理由で、クリスマスを粉砕したい人には何も文句はありません。ただね、単に諦めてるだけなのに「価値観の違い」なんて言い訳で逃げても、誰も幸せになれないよ、って事が言いたいだけなのでありマス、クリスマス(寒)。