実家の経済力があれば解決してるのでは?とおもいながらずっとよんでおりました。
実家の金ですみこみの使用人をやとえば解決できるわけで家庭内を根本的にかえるよりは介護や家事の人材確保が必要だったということではないでしょうか。ロボット開発は著者の興味にはないようですが。
岩波新書(新赤版)1149
家事労働ハラスメント
――生きづらさの根にあるもの
2013年10月18日 第1刷発行
著 者 竹信三恵子(たけのぶみえこ)
発行者 岡本厚
発行所 株式会社
ISBN978−4−00−431449−3
C0236
目 次
はじめに
序 章 被災地の百物語
原爆事故の下で/
老親介護に疲れ果て/
見えない負担の倍増/
女の仕事は軽い?/
避難所の見えない労働/
復興でも見えない「家事と女性」/
被災父子家庭の苦難
第1章 元祖ワーキングプア
「最高更新」のかげで/
育休手当も対象外/
正社員の男女格差/
「女性の貧困元年」/
「派遣労働」の登場/
賃金の足引っ張った「主婦年金」/
ワーク・ライフ・バランスの壁/
そして、貧困の連鎖へ
第2章 「専業主婦回帰」の罠
「保活デモ」の広がり/
現実抑え込む「べき」と「はず」/
社会的合意がない子育て支援/
「貧困主婦」の発見/
意識改革の限界/
「働く女性」への転換/
雇用失望社会/
働くのが怖い
第3章 法と政治が「労働を消す」とき
「妻」から「母」になっただけで/
専業主との関係で報酬が決まる/
夫の身分で決まる妻の保障/
実態を知らないルールの作り手たち/
天皇制並みの抵抗/
バックラッシュの嵐/
「無償労働」はダメ?/
「嫁」の契約書/
労基法外の「家事使用人」/
ニートの定義
第4章 男性はなぜ家事をしないのか
「働く妻」は夫にもおいしい/
アホウドリのデコイ/
「生産する身体」への規制/
「イクメン」ブームと新自由主義/
シングルファーザーのつぶやき
第5章 ブラック化するケア労働
死を招いた調理業務/
家族介護の延長/
最低賃金だけが歯止め/
流出する働き手/
利用者にしわ寄せ/
洗濯時間が一六分!?/
「家事的公務」の狙い撃ち」
風俗産業への流入
第6章 家事労働が経済を動かす
脚光浴びた「奇跡」/
労働時間を選べる社会/
二本柱経済への合意/
家事再分配の三つのモデル/
ふたりで一・五/
家事政策が経済を決める/
マルチナさん登場/
使用者同盟/
家事労働者条約の誕生/
アベノミクスの限界
終 章 公正な家事分配を求めて
間違いだらけの処方箋/
「家事=主婦」の錯覚/
「制約社員」「非制約社員」/
省力化という解決策の限界/
三つの道/
家事労働者条約の批准を/
家事労働への向き合いが未来を決める
あとがき
主な参考文献
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