２０１４年度のアクチュアリー試験が無事終了しました。
今年は試験中に携帯鳴って退室＆全科目不合格という
大ポカは発生しなかったようですね。
今年度は私は２次試験の「生保１」という科目の社内支援を担当していました。
実際の問題を振り返ってみると
問1…5点×6問（内穴埋めが4題）
問2…10点×3問
問3…20点×2問
昨年と比べ、問1が10点増え、問2が10点減った形でしたが、
おそらく受験生にとっては大きな影響はなかったと思います。
問1
（1)保険業法施行規則の算出方法書の記載事項に関する穴埋め
（2）団体保険の種類に関する穴埋め
（3）財務再保険とART
（4）死亡率の統計データに関する問題
（5）変額年金の最低保証のヘッジに関する問題
（6）基礎率変更権の行使のための認可申請があった場合の審査の際の留意点
問2
（1）高額割引のメリデメ
（2）優良体保険を導入する上での留意点
（3）解約リスクと継続リスクの説明
伝統的終身保険と低解約返戻金型商品で解約の増加した場合の収益性の違い
問3
（1）
�〇埔貔姐臈�な評価手法を用いた収益検証を行う意義
�∋埔貔姐臈�な評価手法を用いた収益検証を行う上での課題と補完するための方法
（2）
�＾緡妬欷韻両ι弊澤廖ν縦衄�生率設定の一般的な留意点
�⊆柁餤詆娵燭琉緡妬欷嘘�発における留意点（商品設計・予定発生率がメイン）
問3の「市場整合的な評価手法」は若干面食らった受験生も多かったかもしれません。
ただこれはH23にも類題が出ていますので、過去問をしっかりやっていれば
手も足も出ないなんてことはないと思います。
他の問題は比較的オーソドックスな出題です。
社内支援で本番を想定した模擬試験を私が１回作成しましたが、
問3(2)�＾緡妬欷韻両ι弊澤廖ν縦衄�生率設定の一般的な留意点
は見事的中！！！！！
実費給付型はちょっと予想していませんでしたが、
これはある意味現物給付に近いところもありますので、
そういう意図で出題されたのかもしれません。
なので、給付面での留意点としては現物給付と同じく、インフレであったり
病院や施設によって同じ手当や手術であっても金額が異なるとか
そういったところを挙げる必要があります。
あと、模擬試験では伝統的終身保険で解約の増加した場合の
Break Even Year の変化出題していましたので、
問2(3)はそれを応用すれば解ける問題です。
ということで、私の模擬試験をしっかりやっていた人は
15点くらいは稼げたのではないでしょうか。
全３回の模擬試験では「優良体保険を導入する上での留意点」、
「解約リスクと継続リスクの説明」、「変額年金の最低保証のヘッジ」
といったところも採り上げていたので、
模擬試験だけで45点分くらいはカバーできていると思います。
あとは過去問しっかりやっていれば十分合格圏内に届きます。
試験結果発表は翌年の２月１３日、今から楽しみです。
※画像は汐留ビルディングのクリスマスツリー、
そして会社のお隣・ハマサイトのクリスマスデコレーションです。
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