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2014年12月14日01:03

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ネットが会社を殺す時代

■ペヤング報道「取り上げ方おかしい」 シジシー代表
(朝日新聞デジタル - 12月12日 22:53)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3183352

あくまで僕個人の感想としては、このスーパーサイドの会見は、理解できないでもない。

この会見の記事を読んだ時、僕は、何故ペヤングと関係のない、スーパーの組合がわざわざこのような会見まで開いて、ペヤングを擁護したんだろうと疑問に思ったのだが、よくよく考えてみたら何のことはない。

今回のペヤングのゴキブリ騒動は、スーパーにとっては対岸の火事ではないのだ。
いや、寧ろ、今回のペヤングの対応を見て、危機感を感じたのだろう。

というのも、ゴキブリとまでは言わなくとも、惣菜や生鮮食品の中に虫が混入しているというレヴェルのことは、スーパーではよくあることなんだろうと思う。

そんな話を嫁にしていたら、嫁も先日、スーパーでフライ物の惣菜を買ったら、中に髪の毛が入っていたと言って笑っていた。
まあ、ウチはそんな細かいコトでいちいちスーパーに文句を言わないので、その髪の毛を取り除いて美味しく戴いたが。

また、最近はどうか知らないが、昔はスーパーで野菜を買ったら、葉物の野菜の場合、中からアオムシが出てきた、なんて話はしょっちゅうあった。
でも、それは野菜にムシがついているのは、野菜が新鮮な証拠だとかムシがつくくらいだから野菜が安全な証拠だと言って、ムシを取り除いて気にせず食べたもんだった。

だからと言って、僕は別に今回の件が、ゴキブリを取り除いて焼きそばを食べればいいじゃないか、と言っているわけではない。

ただ、こうしたミスは、スーパーのレヴェルの話で言えば、どれだけ衛生面に気を付けていたとしても、ある一定の割合で起こり得る事態なんじゃないか、と言いたいのだ。

そうした事態が起こり、客が苦情を言ってきた場合、スーパーではどのような対応をするか。
もちろん謝罪して、新しい商品と交換するか、代金を返金をするか、のどちらかだろう。
そして、それでコトは収束するはずで、まさか、すべての惣菜や商品を回収して、廃棄するなんてことはない。

今回のペヤングの騒動も、本来の対応としては、そのお客様に謝罪した上で、新しい商品と交換するか代金を返金はするだけで、これまでは良かったのだ。
だが、これまでと違って、今はネットがあり、ツイッターなんていうツールがある。

今回のような事態をお客サイドがツイッターやSNSで、被害を拡散させ、それをマスコミが取り上げ、大きく報道したらどうなるだろう。

それはもう、このお客様とペヤングだけの問題ではなくなる。
今回のような大規模な回収と生産停止にまで発展してしまう。
たったムシ一匹と言えど、そのムシ一匹によって店が倒産するかどうかの危機に立たされる。

そして、それはスーパーにとっては、他人事ではない。

もし、売り出している惣菜や生鮮食品の中に、ゴキブリとまでは言わなくとも、何かムシがついていたとしたら。
これまでは謝罪して、新しい商品か代金を返金するば収まった話が、ペヤングの前例のようにSNSで拡散され騒動になれば、スーパーだってペヤングのような対応を取るような事態に追い込まれ兼ねない。

そして、それは即ち、そのスーパーの倒産までを左右する事態になり兼ねないのだ。

じゃあ、それはどのレヴェルで。
惣菜の中にゴキブリ?
いや、惣菜の中にハエ?
いや、惣菜の中に髪の毛?
いや、それとも生鮮食品の中にアオムシ?

一体、どのくらいのレヴェルで、このような事態になるのだろう。
そして、アオムシレヴェルの話で言えば、これはもう防ぎようのない話になる。

僕個人としては、今回のペヤングの騒動だって、果たして、すべてのペヤング商品を回収、廃棄するまでのことをする必要があったのか、と思ってしまう。
そのお客様に、新しい商品と交換するだけで良かったんじゃないのか、と。

だが、それを許さないのが、今のネットの怖さだ。
SNSを通じて、このようなコトがあったと、全世界に向けて発信する。
それだけで、一つの企業が殺されてしまチカラがネットにはある。

その危機感をスーパーの組合は感じたのだろう。

その気持ちは理解できない話ではない。
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