特定秘密保護法

■「あきらめない」　官邸前で秘密保護法反対デモ
(朝日新聞デジタル - 12月09日 23:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3178255

特定秘密保護法施行により、世間が騒いでいますが、そもそも「特定秘密保護法って何？」という方もいるかもしれないので今回はその解説をしてみようと思います。


また、※が付いているものは用語の詳しい説明があります。


特定秘密保護法とは？

特定秘密保護法は国の安全保障に関して特に秘匿する必要がある情報の漏洩を防止するために、特定秘密とする情報の指定・提供・取扱者の制限・適正評価などについて定めた法律と言われていますが、それでは「特定秘密って何？」という疑問が生まれます。


特定秘密とは？

防衛・外交や※特定有害活動・テロリズムの防止に関する情報のうち、国の安全保障のため、特に秘匿する必要性のあるものを指します。


※特定有害活動・・・・・国家の安全保障上、秘匿しておかなければいけない情報を入手しようとしたり、核兵器・生物兵器・化学兵器の開発・製造・使用等に関連する物資を輸出入しようとする活動のこと


特定秘密保護を制定するきっかけになった大きな理由

２０１０年９月に尖閣諸島付近で起きた中国漁船と海上保安庁巡視船との衝突事件は多くの方々が覚えているかもしれないが、これは海上保安庁職員が船上で撮影した映像を、民主党菅政権の了承を得ないまま２０１０年１１月４日にインターネットで公開されるということがあった。勿論新聞やニュースでも大きく取り上げられました。


しかし、多くのメディアが報じたのは中国漁船のニュースだけではないんです。多くのメディアがこれと同時に日本政府の外交機密・情報・危機などの管理体制や法整備の甘さが指摘されたんです。


また、羽田空港に勤務する50代の男性航空管制官が、アメリカの大統領の専用機、通称「エアフォースワン」の飛行計画情報をインターネット上に流出させていたことが判明したこともありました。この男性管制官は、オバマ大統領が来日した際のフライトプラン等をコンピューター端末からプリントアウトしたものをカメラで撮影、これを自身のブログにアップしたとされ、動機については「知人に知ってもらいたかった」として語っている。流出した内容は管制塔の内部の様子、エアフォースワンが外遊先の空軍基地を出発して羽田空港に到着するまでの飛行ルート、飛行高度、通過時間などが流出してしまいました。これらがテロリスト等の手に渡ってしまえば恰好の餌食となってしまいます。


恐らくこう言った秘密情報の流出が原因でこの法律の制定が求めれたのではないか？とも言われています。