12月6日、東京22時30分発の「ラ・フォーレ21号」に乗車し、青森へ向かう。
大雪のニュースで半ば予想はしていたが、黒石辺りで通行止があり、大幅に遅れる見通しとの案内がある。
前日の便はほぼ定刻に青森に到着したと云うのに。
不安な一夜を凄し、6時40分、20分の遅れで花輪SAに到着。

暫し休憩を取る。
この段階で、初日から乗り継ぎプランが滅茶苦茶になって仕舞ったが、青森に何時に到着するかの見通しも立たないのでは、どうする事も出来ない。
ほんの一週間前は、札幌ですら積雪も無く、季節外れのドカ雪が恨めしい。
また、今日から寒気が緩むとの予報で、今夜出発の便なら定刻通りに動いていただろう。
己の身の不運さも呪いたくなる。
「ラ・フォーレ21号」は、青森到着時刻の8時に、青森中央インターチェンジの随分手前を通過した。
8時24分発の特急「白鳥93号」に間に合うかギリギリの所である。
しかしながら、青森市内での信号待ち等で時間を取られ、24分延着の8時24分に青森駅前に到着した。
一番腹の立つ遅れで、これならもっと、一時間位遅れて呉れた方が諦めも着くと云うものだ。
次の「スーパー白鳥95号」は9時30分発。
一時間もの空白が出来て仕舞った。
駅構内の立ち食いそば屋で軽く朝食を取る。
取り立ててやる事も無いから、「スーパー白鳥」が入線する6番線で、何となく待機していた。
列車にも遅れが出ている様で、青い森鉄道や、津軽線の列車で遅れの案内をしていた。

9時20冬頃に「スーパー白鳥95号」が入線。

3号車15番D席に着席。
乗車率は50%を切っている。
発車は32分と、2分の遅れで発車した。
「スーパー白鳥」には昨年夏、津軽線を訪れた際に蟹田から青森まで乗車した。
蟹田が近づくと青森湾が見えて来る。
中小国を過ぎると、いよいよJR北海道となる。
線路の別れる信号所に、コンテナの貨物列車が二本待機していた。
いよいよ海峡線。
「スーパー白鳥」は津軽今別を通過するから、北海道の木古内まで停車しない。
それでも、津軽今別で運転停車を行った。

新幹線も16年3月の開業に向け、工事もいよいよ大詰めの様だ。
既に線路は3線になっていた。

10時19分、青函トンネルに突入。
今まで、快速「海峡」や急行「はまなす」で通過した事はあるが、特急で通過するのは初めて。
そして、客車で無く電車で通過するのも初めて。
矢張り速度も違う。
営業している中では世界最長の鉄道トンネルを時速130キロで突っ走る。
10時43分に青函トンネルを抜け、16年振りの北海道をひた走る。
木古内で建設中の新幹線と別れ、江差線へと入る。
線路の規格が下がり、速度が落ちる。
一面銀世界の、幻想的な世界にピンク・フロイドの「永遠」の音楽が実によく似合う。
渡島当別の手前から海辺を走る。
そして、渡島当別を過ぎると、車掌から箱館山の車窓案内が入る。

久根別で485系特急「白鳥」とすれ違う。
今回、乗る事が出来なかった車輛故に口惜しい。

函館に定刻の11時40分に到着した。
次の列車は特急「スーパー北斗7号」で、12時29分の発車。
またここでも一時間程、間が空いて仕舞う。
自由席は既に列が出来ていたから、行く当ても無いので並ぶ。
時分なので、ホームの「みかど」で昆布の入った蕎麦を頂く。

12時10分頃に入線、瞬く間に自由席は満席に。
支那人の団体が多数乗り込んだ影響が大きいが幸い、6号車13A席に座る事が出来、支那人が隣に座る事も無かった。
自由席のみならず、グリーン車も満席と告げており、自由席はデッキにまで多数の立ち客がいた。
12時29分、定刻に発車。

函館市街を抜け、大沼公園を過ぎるまでは、席を左にするか右にするか悩む位に綺麗な車窓が広がる。

大沼小沼を眺めると、森までは半島縦断の山岳路線になる。
だんだんと天気が曇って来る。
山岳と云うよりかは丘陵地域と云った雰囲気で、針葉樹の森を突っ切る。
駒ヶ岳は、残念ながら雲に隠れていた。

駒ヶ岳を過ぎると、また晴れて来た。
勾配とカーブの連続する悪路に、エンジンが唸りをあげる。
砂原回りの線路が迫って来たら、森に到着する。
ここから苫小牧までは内浦湾に沿って走る。
内浦湾の、曇っている長万部側と晴れている伊達紋別側のコントラストが面白い。

13時33分、山崎を通過。

私の実家は東海道本線山崎駅が最寄だが、函館本線にも山崎駅は存在する。
今回の「北海道フリーパス」は東海道本線の山崎駅で購入した。
その切符を持って函館本線の山崎駅を通過時るのが何となくおかしく感じた。
長万部で、函館本線と別れ室蘭本線へ入る。
長万部でも結構な降車があり、70%程度の乗車率となった。
ここから先も内浦湾沿いに進む。
余り人家の多くない地域で、何となく寂しさを感じる。
洞爺14時9分着。
当初の予定では「北斗5号」で洞爺へ。
バスで洞爺湖を回り「スーパー北斗7号」へと乗り継ぐ予定だった。
洞爺湖観光を削り何とか予定に追い付いた。
洞爺でも降車客、乗車客があり流石は観光の駅。
伊達紋別を過ぎて、ようやく町らしい町が見えて来て、14時35分、東室蘭に到着。
次の列車は室蘭行きの各駅停車で、キハ150の二輛編成で東室蘭の隅に停車していた。

東室蘭から室蘭までの区間は、本線から飛び出た室蘭本線の支線で、今まで乗る機会が無かった路線である。
室蘭の市内を走るが、巨大な工場等に囲まれて、何となく貨物の専用線の様な気がしない訳でも無い。
僅か4駅、15時5分に室蘭到着。
かつては岩見沢方面から運ばれた石炭を積み込む為大いに賑わったであろう駅は、行き止まりの小駅と化していた。

無数に張り巡らされた貨物の側線も全て無くなっている。
今や町の中心さえ東室蘭に奪われている。
駅舎もこじんまりとした新しい駅舎になっているかわ、旧駅舎も室蘭観光会館てして移築されている。
徒歩5分程度だから歩いてみた。

いかにも北海道らしい趣のある駅舎で、この様な貴重な歴史遺産を保存して呉れた事に感謝する。

室蘭駅に戻り、16時23分発の札幌行き特急「すずらん7号」を待つ。
15時42分発の登別行き普通列車待ちの乗客で賑わっていたが、それが発車してしまうと待ち合い室には誰もいなくなった。
16時13分、発車10分前に改札を始める。
「すずらん7号」は5輛編成で4号車以外は全て自由席。
3号車10番A席に陣取った。

辺りは既に薄暗く、東室蘭に就いたら真っ暗になって仕舞った。
この列車、室蘭から東室蘭の間は普通列車として運行される。
なので、東室蘭から先は特急券が必要だと何度も放送していた。
東室蘭から先は真っ暗闇で、疲れも出たからうとうとして仕舞う。
南千歳の手前で目が醒めたら車掌が改札に来た。
どうも、先に改札に来ていたが私が爆睡していたから後回しにして呉れたらしい。
そして「札幌までですか?到着は18時7分になります」と、非常に親切である。
内地だと情け容赦無く叩き起こされる。
窓外に目をやると時折、パンタグラフからスパークが雪を青白く照らす。
何とも幻想的な光景だ。
窓外に街灯が目に付き、いよいよ都会的な雰囲気が出て来たら、新札幌。
次は終点の札幌。
ふいに「鉄道唱歌」のオルゴールが鳴り、札幌到着と乗り換えのアナウンスが入る。
思えば「スーパー白鳥」の函館到着時にも同じオルゴールが鳴った。
札幌には3分延着の18時10分到着。
バス乗り場に来ると、20分発のサッポロビール園行きのバスが来ていたので、乗車。
晩飯はサッポロビール園にてジンギスカンと洒落混んだ。

流石は新鮮な生ラム肉。
実に旨いが、昔はマトンもあった様に思う。
明日もあるから、ビールも控え目に。
しかし、ゆるキャラの赤い星が偉大なるソ連邦の様だ。

地下鉄の東区役所前まで歩き、豊水すすきのへ。
今夜の宿は、東横イン札幌すすきの南910号室。
明日もまた早い。
ログインしてコメントを確認・投稿する