やっと見つかった、

越冬用のフリースジャケットである。捨てた覚えも無いのにいつも保管している場所に無く、探していた、が、見つからず、とても困っていた。

「フリースジャケットなんてそんなにしないんだから、新しいの買えば良いじゃ無いか？」

と、思われるかも知れないが、コレがなかなかそうはいかない、機能性と言うか、自分の生活にピッタリと合う物と言うのはそれが機械でアレ、衣類であれ、そう簡単に見つかる物ではない。少なくともボクの場合はそうだ、

このジャケットはまだフリースが高価だった頃に買った物で依頼、毎冬活躍している一品である。

結局出てきたのは「まさかこんな処には入れたりしないだろう、」と考えていたプラスチックボックスの中だった。主にバイク用品を入れている箱の中に何故フリースジャケットなんか入れたのか自分でも訳が分からない。

このジャケットは主に中衣として機能する物である。普通の服の上にこのジャケットを着て、更に工事現場用のコートを着込めば少なくともこの地域の冬は完璧な装備だと言える、現に今まではそうだった。

しかし、今年はどうだろう？来年はどうだろう？すでに尋常で無い状況に陥っている地域がこの国の中にある。想定外の寒さは想定外の被害を生みかねない、

寒さもそうだけれども、他の天候気象も懸念材料である。大量の降雪は都市機能の著しい低下を引き起こしかねない、電車も動かなければバスも動きにくくなる、そう言う状況下を10インチタイヤのスクゥタァで走破しようとするのはかなりのリスクを伴ういわば冒険の一種と言えるのでは無いだろうか？

「都市部はヒートアイランドなので豪雪は降らない。」と言う科学的根拠でもあれば少しは安心出来るのだけどあるのか？そんなの、又、都市と言うのは降雪に対して意外にもろいのではないか？豪雪と言わずとも5Cmとか10Cmとかの積雪量で様々な障害が出るのでは無いだろうか？

もし、そうだとしたら、とりあえずナントカ職場まで行って、当面の脅威が去るまで職場に住む覚悟がいる。しかし、その際、電気は水道はちゃんと機能してくれるのだろうか？又、頼みの綱の近くのコンビニには安定した入荷が可能な状況であり続けるのだろうか？

今年の夏はおおよそ夏と呼べるような物ではなかった、雨、風、台風のオンパレードだったような気がする。

秋なんて、あったっけ？な、感じがする。

そして冬・・・どんな冬だろう？何事も悪い事が無ければ良いのだけれど、