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2014年12月07日16:29

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【ニュース】それでもわたしが白票を薦める、その意味は?

うん、白票。無効票なんだよね、開票所でははじかれちゃうし、白票では世の中がかわらない。
それでもわたしは、入れたい候補者がいないなら白票を薦めたい。それはなぜか?

(1)選挙に行く「クセ」をつける
20代で62%、30代で50%約半分、選挙に行ってないひとのほとんどは、一度も選挙に行ったことがないと思うのですよ。あるいは郵政解散のときのように、ブームのときに出かけたのがせいぜい。
選挙は選ぶほうも選ばれるほうも大変です。大変なことなので面倒がかかるようになっているのです。それでも「投票にいこうか」と思えば、いまはネットでも調べられるじゃないですか。

「選挙興味ない/選べないひとは、携帯の機種変やライブチケ取るくらいの真剣さがない」とはツイッターで言いましたが、まさにね。
その場でメニューが選べるファーストフードではないので、いろいろと準備は必要なのです。でも、我が身に降りかかる災厄を考えて、もう少し真剣に調べれば、携帯の機種選定よりカンタンにいろいろわかります。

「選挙に行く」というアクションを起こすことで、今回は白票でも、次回以降いろいろ調べるクセがつくと思うのです。そして、回数をこなすとコツもわかってきます。ビラの読み方も覚えます。投票にいかないと、そのままです。民主主義はメンドくさくてお金がかかるものなのです。


(2)候補者は自分の得票率を意外と気にしている
ニュースのリンクの先にあるマンガ、ちょっと笑っちゃうんですけど、おおげさな表現ではあるけれど、けっこう当たっています。白票は無効票ですが、得票率に影響します。

選挙に行ったことがあれば、ハガキと名簿をつきあわせて「ぴっ」と投票用紙が発行されるのを見たことがあるでしょう。あの投票用紙の枚数が、投票総数です。そして候補者に投票された票がもちろん得票数そのままです。得票数/投票総数が得票率です。[1の候補者の得票数]/[候補者全員の得票数]ではありません。ここがポイント。

選挙に通ってしまえば、議員です。本来なら得票率なんて気にする必要がないのに、というのは一般人の考え方です。議員は選挙には必死です。得票率が低いということは、自分が支持されていない、もしくは「掘り起こしが可能なひとたちがいる【重要】」ということです。

議員は選挙に必死ですから、極論すれば自分に投票してくれる人だけが投票所に行けばいいのに、と(これはかなり極端ですが)思っているのです。だから組織票だいじです。
他候補もおなじように考えているので、他候補の組織はしかたないし、得票率100%はありえない。だけど決めてないひとには「全員自分に投票しにきてほしい」「そうでないなら寝ていてほしい」というのが、選ばれる側の思考です。

すなわち、自分に投票してくれないひとは、すべて敵なのです。白票を入れてくるひとたちは、いつ他候補に寝返るかもしれない不気味な存在です。今回は寝ててくれたけど、次にちゃんと投票する、しかも他候補に、というのは、かなりやっかいな存在です。むしろ自陣にとりこんで自分の得票数を増やせないか?という考えるのが当然でしょう。


(3)得票率は選挙人(じん)の人間関係を微妙にする
「人気が無い党幹部が、地方遊説を断られた」なんてニュースをみたことがありませんか?そうなんです、人気が無いひとは応援にならないから、でも党執行部が来てくれるのでしかたなく、なんてこともあるのですけど、断られるってたいがいですよね^^;

実は党幹部に限らず、国政地方議員はその地元同士、選挙の手伝いをしています。衆参ダブル選挙しないでくれと言ってる議員さんたちは、手伝いこなくなるから、というのが本音です。与党はそれを見越して、駆け引きとしてダブル選をちらつかせるほどに、衆参議員は地元地方議員と密接につながっています。

ニュースに出ないほど小さな話題として、議員同士はお互いの得票率をみているのです。国政の選挙区と同じ地盤になっている市町村の地方議員は、もちろん国政選挙の手伝いにいきますが(その逆もある)、「この議員の後ろにはこんだけの人数がいる」空気のような人気ではなく、実際の投票をしたひとたち(選挙にいかないあなたではなく)がバックにいる、というのは、この業界ではかなり説得力を持ちます。

そこで、ニュースには出ないほど小さな話題として「うーん、(得票率が低い=人数持ってない)あの先生はちょっと」という小規模なご遠慮が、各所で発生してしまうのです。「話が通らない先生」という評判は議員にとって死活(でって自分の代わりに話をしてもらうから代議士ナノデショ?w)です。かくしていきなり選挙になると、地元周りをしたり後援会の手伝いをしたり、大忙しです。

解散がなかったら来年は統一地方選で、メディアのトピックはそっちだったのですが、なぜ地方選をニュースにするのかというと、そういう話題が背後にあるからです。地方選での敗退は、国政議員と地元の密着度を示します。「次の国政選挙を占う」というお題目は、けしておおげさではないのです。

【まとめ】
(1)白票は投票総数をおしあげて、全候補の得票率を下げる効果がある
(2)議員は得票率をかなり気にしている。当選したあとも本人の活動にはいろいろと影響する。
(3)選挙まったくいったことがない、調べ方わからないひとは白票お薦め。興味をもってみていれば、見え方か変わる。携帯の機種変よろしく、3回くらいやると慣れる。

「よく調べて投票」ってみんな言うんだけど、行ったことないひとにはこれでいいんじゃないかと。迷わず行けよ行けばわかるさ(笑)。何回か行ってみれば別の地平が見えると思うのです。

■「白票」を呼びかける謎のサイトーー白紙でも政治への「意思表示」と言えるのか?
(弁護士ドットコム - 12月06日 12:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3173695
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