mixiユーザー(id:1404517)

2014年12月06日21:29

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重症化を防ぐ効果は確かにある

発症リスクを下げないことは昨日(一昨日?)の日記で書いたから重複して書く気はない。
だから、ワクチンを打ったって感染するし、発症だってするかもしれない。
けれど、普通の風邪?程度でおさめたいのなら打っておいたほうがいいよ。

昨日詳しく書いたから、重ねて書かないよ。下記参照
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935965014&owner_id=1404517


でもね、予防に全く効果がないのかというと、そうではない。
ひどくなれば、体内でウイルスが増殖しまくってるわけで、
体の中で、ウイルスを激しく増産しているわけだよね?
長引けば、それだけウイルスをばらまく期間が長くなる。
なので、経過が短く軽ければ、感染拡大を抑える効果が期待できる。

まあ、自分は発症しないから打たないという人は勝手にどーぞだけれど、
効果がないかっていうとそうでもないんですよ。

以下は、過去に新型インフルエンザのワクチンが作られた時に
日記に書いたものの再掲となるので、長くマイミクをしているひとは
見たことがあるかも知れない文章w
ワクチンというものについて説明します


ワクチンの効果には、2種類あります。
プライミング効果とブースター効果です。

プライミング効果というのは
その病気に罹った事が無い、その病気に対する抗体を持って居ない人が、
実際に罹ったのと同様に免疫を獲得する効果です。

それに対して、ブースター効果というのは、
既に抗体は持っているが、時間の経過によって免疫が弱まっている場合に、
ワクチンによって、それを追加免疫して活性化する効果です。

日本の季節性インフルエンザのワクチンには、
ブースター効果しか無いと言われています。
その理由を説明しますね。


ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチンにわかれます。

生ワクチンっていうのは、ウイルスの毒性を落としただけのもの。
ウイルスそのものを入れるわけですから、免疫効果は確実ですよね。
でも、下手をすると狙った病気そのものに罹ってしまいますので、
これを使うケースは限定されます。
インフルエンザは、もちろん不活化ワクチンです。

不活化ワクチンでも、更に種類があります。

A 全粒子型ワクチン
ウイルスをホルマリンなどで壊したもの。
フライミング効果が期待できると言われて居ますが、
危険な副作用の発現確率が高いので、使用が限定されます。
大原麗子さんで有名になったギランバレーですが、
全粒子型の接種で発症率が上がると言われています

B スプリットワクチン
ウイルスを不活性化し、有機溶媒や界面活性剤などで分解し、
副作用を起こす可能性のある部分を取り除いたもの。
これは、安全性の上では優れて居ますが、
プライミング効果は期待できないと言われて居ます。

C サブユニットワクチン
抗原成分のみを精製したもので、スプリットワクチンよりも
効果が高いと言われています。

更に、これらのワクチンに「アジュバンド」という
免疫効果を高める物質を加えたものもあります。

日本のインフルエンザワクチンというのは、
アジュバンドなしのスプリットワクチンなんですね・・・。

本来、医薬品の認可承認には、何年もの期間がかかります。
プライミング効果の高い、全粒子型やサブユニットにすると、
安全性の確保などの問題で、認可承認までに時間がかかってしまう・・。
アジュバンドを加えてしまうと、それも従来のワクチンと別モノなので、
認可まで時間がかかってしまいます。
なので、現状ではスプリット型のワクチンしか作れないのでございます。

インフルエンザっていうのは、毎年、程度の違いこそあれ、
流行する時期があります。なので、普通に外を出歩く人は
発症しなくても不顕性感染を何度か繰り返している可能性が高いです。
なので、ブースター効果でもそれなりの効果が期待できるんです。


■インフルエンザ予防接種は本当に意味がない?
(JIJICO - 12月06日 10:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=180&from=diary&id=3173516


( ´△`)アァ- 本当はこんなこと書いてる場合じゃねーよw
|彡サッ!
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コメント

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