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2014年12月02日17:17

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成績

松井裕樹が今シーズンを総括。「もう、プロで不安はない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=109&from=diary&id=3167312

我が楽天軍、松井裕くんの今シーズンの主な成績は、２７試合出場、１１６回投球で４勝８敗、防御率３.８０、被安打率.２２０（被安打数９１）、被出塁率.３３８、被長打率.３３０、奪三振１２６、与四球６７、総投球数２１１５、先発は１７回で、ＱＳ率は４１.１８％　そして、『良い投手はランナーを出さない』との考えからくる指標、ＷＨＩＰ（〔被安打数＋与四球数〕/投球回数）は１.３８。

概ね、ＷＨＩＰが１.３０を越えてくるとピンチを迎える事が多くなり、自責点が増える傾向にあるから彼の〝１.３８〟という数値は、投球の苦しさを良く表していると思う。

我が軍のエース則本と被安打率を比較してみると、松井裕は.２２０で、則本の.２４８を下回っており、我が楽天投手陣の中でもベストの数値。　それでいて、則本のＷＨＩＰは〝１.１２〟で、この数値はエースと十分に呼べるもので、我が軍出身のレジェンド

田中のＮＰＢ７年間の通算ＷＨＩＰも１.１１である。

そのＷＨＩＰの分母が被安打数+与四球数なので、松井裕と則本のＷＨＩＰにこのような差がつく要因は、与四球数という事になる。

則本のそれはわずかに１.７３個、松井裕は５.２０個

　

当然ながら、この辺りに、現時点ですでに楽天投手陣背負っているエース則本とこれから背負って立つ松井裕との違いがあるのだろう。。

ちなみに奪三振率は、松井裕が９.７８、則本９.０６であり、松井裕は２０１４奪三振王を率で上回っており、被ＨＲ率でも、松井裕が０.１６本と則本の０.６２本を大きく下回っている。

また、上記の通り、与四球の多い松井裕の１回当たりの投球数は１８.２３球（則本１５.８９球）、ほとんど球数を使って慎重に攻めるブルペン陣と同じ程度であり、先発投手ならば１５球台には収めたいところだ。

上記の事から、松井裕の今シーズンは、奪三振、打ちにくさ等、彼らしさの片鱗を見せたとは思うが大きな課題として、〝コントロール〟が残ったと思う。

かのＣ・シリング曰わく、『ストライクゾーンに投げるのがコントロール、（ボールゾーンを含め）好きなところに投げるのがコマンド』との事だから、まずは安定したフォームからコントロールを磨いてほしい。

あと、これは慣れでなんとかななるのかも知れないが、スライドステップもしっかりマスターしなくてはいけないだろう。

早いとこ、四球でモタモタせず、三振だけ取りまくる松井裕を見せてほしい