今年も本日より2月28日までの平日の間、北海道内の電力需給をチェックしていきます!
まずは供給力を確認していきましょう。
12月は北電から詳細な供給力内訳の発表がないので(画像1)、便宜上、他社受電と自家発の供給力を1月度の数字と同じと見なして、供給力の詳細を作ります。
北電の需給見通し、供給力の詳細は以下のリンクから、
http://www.hepco.co.jp/info/2014/1189737_1635.html
・今夏の電力需給状況と今冬の電力需給見通しについて
・報告徴収内容について
というPDFをご覧下さい。
【12月度供給力】
自社火力:428.5万kw
自社水力:51.0万kw
揚水式水力:60.0万kw
地熱:2.1万kw
風力:1.9万kw
売電等:▲3.5万kw
自社供給力合計:540.0万kw
他社火力:44.0万kw
他社水力:26.0万kw
自家発:22.5万kw
他社供給力合計:92.5万kw
よって、12月の供給力は、632.5万kwとなります。
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では、本日の需給チェックです。
本日の最大電力需要は460.4万kw(16時40分)。
供給力は、
自社火力:423.9万kw
自社水力:53.9万kw
揚水式水力:60.0万kw
地熱・風力:2.0万kw
本州からの融通:3.0万kw
他社受電(他社火力+他社水力+自家発):46.9万kw
計589.7万kw、供給予備力129.3万kw、供給予備率28.1%でした。
停止中の発電所は、苫小牧共同火力3号機(他社火力 25.0万kw うち24.3万kwを受電)です。
ただし、北電の需給見通しから計算して、
自社火力:4.6万kw
地熱・風力:2.0万kw
他社火力+他社水力+自家発:21.3万kw
計27.9万kwの余力があります。
これに売電分の3.5万kwを差し引いた、24.4万kwが供給力に加えられます。
よって本当の供給力は614.1万kw、供給予備力153.7万kw、供給予備率33.4%となります。
・・・と、こんな感じでやっていきます。
泊原発が止まった2012年、北電の「原発がないと電力不足ガー」キャンペーンは本当なのか?ということを数字で検証したいと思い、2012年冬から始めたこの企画も、早いもので3年目を迎えました。
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
<札幌地下鉄>来月から地下鉄暖房停止 北電再値上げで節電
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3163303
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