（レビュー）マーラー:交響曲第9番

（レビュー）

マーラー:交響曲第9番


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(アーティスト, 演奏), & 2その他形式: CD
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC9%E7%95%AA-%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3/dp/B00005FJ75/ref=cm_cr-mr-title

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5つ星のうち 5.0


この曲の最良のＣＤはこれではないか,


2011/7/1


投稿者 西岡昌紀



　「マーラーに関心のある人は絶対にこのディスクを聴くべきであり、マーラーの第九交響曲をお好きな方はこのＣＤを聴かずして何事も語れない−−というのが私の聴後の感想であった。」（このＣＤに入れられた渡辺護氏による解説より）

　今まで、この曲をバーンスタインとベルリン・フィル、小沢征爾とボストン交響楽団、バルビローリとベルリン・フィル、インバルとフランクフルト放送交響楽団、らによるＣＤで聴いて来ましたが、このＣＤが最良のＣＤでした。その弦の音の厚み、金管の豊かな色彩感、等から、カラヤンの時代のベルリン・フィルの凄さが伝はって来ます。
特に素晴らしいのは第３楽章の躍動感と第４楽章のゆっくりしたテンポと弦のレガートで、カラヤンだな、と思ひます。渡辺護氏が上の文で述べておられる様に、このＣＤを聴かずにマーラーの第九交響曲を語るべきではないし、又、このマーラーの第九を聴かずしてカラヤンを語るべきではない、と思ひます。最高の演奏です。

（西岡昌紀・内科医／あじさいの咲く初夏に）