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2014年12月01日05:35

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岡山の守護神

“岡山の守護神”と言っても、「ウッズ」こと中林洋次(ファジアーノ岡山)の話題ではありません(笑) 勘違いされた場合はお許しください。今回も不定期の話題、岡山シーガルズの選手のお話です。

丸山亜季、滋賀県愛荘町出身の24歳。コートネームは「クミ」。川島亜依美とは同期入団です。同学年には、新鍋理紗、岩坂名奈(久光製薬)や小平花織、峯村沙紀(東レ)などの各選手がおり、シーガルズの卜部里菜も同学年の一人です。いわゆるゴールデンエイジと同年代ということですね。出身校は近江高校で、川畑愛希の後輩にあたります。

小学校3年からバレーボールを始め、近江高在学中には1年生からレギュラーとして活躍し、インターハイに出場しました。シーガルズ入団後は、なかなか試合に出られず、V・リーグデビューは同期の選手たちに遅れを取ることになりました。が、2010/11シーズンでデビューを果たすと、いきなりリベロのレギュラーポジションを掴み、一気に中心選手の一人になりました。2013年には全日本メンバーに選出されています。
157cmの小さな身体ながら抜群の反射神経と俊敏な動きでコート狭しと走り回り、味方に優しい柔らかいタッチのレシーブでディグにレセプションにと獅子奮迅の活躍を見せています。

今日のNEC戦に「3-1」で勝利した岡山シーガルズ。今季好調の要因は色々ありますが、その中でも一番は守りの安定です。チームデータの集計では相対的に高い数値ではありませんが、課題のサーブレシーブは確実に向上しています。サーブレシーブが安定すると、シーガルズのコンビバレーが威力を発揮し連続失点が減ります。常に余裕を持った戦いができるようになり、それが好循環を呼んでいます。

爆発的なエースの強打がないシーガルズにとっては生命線といえるコンビバレーを生かすために、クミの貢献度は大きなものがあります。今日の試合後の彼女のサーブレシーブ成功率は、全体の9位に当たる 68.0%。3位に位置する佐々木萌の 71.6%がチーム内ではずば抜けていますが、全員がサーブレシーブのフォーメーションに入るシーガルズにとっては、本当に頼もしい存在になりました。

遅咲きのヒロインは、今や“岡山の守護神”としてチームに欠かせない存在になりました。どんな強打にも臆せず飛び込む攻撃的な守備が彼女の真骨頂。これからも岡山を支える1人として頑張ってくれるでしょう。

皆さんも「小さな守護神」を応援していただけたら嬉しいです。近い将来、佐野に代わって全日本の正リベロになることを切に願っています。

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