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2014年11月29日23:21

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セーフティネットとしての家族

7500人の路上生活者 そのうち3.5%の260人が女性という統計
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3162852

実はこうした心配を、僕はかなりの現実感を帯びた恐怖心でもって毎日を暮らしている。

これは会社員だからだとか自営業だから、というものでもないのかも知れない。
だが、自営業である僕にとって、月末を迎える度に、ああ、今月も無事一ヶ月を過ごさせてもらえることができた、と感謝すると同時に、新しい月を迎える度に、今月もちゃんと仕事があって生活が出来るだろうかと不安な気持ちで一杯になる。

8年前に、前の職場を辞め独立した時は、まだ独身で、自分ひとりの生活くらいなら、なんとかなるだろうと思っていたし、たとえダメになって住む家がなくなったとしても、僕ひとりの生活なら、また一からやり直せばいいくらいに思っていた。

だが、結婚し、嫁や息子ができると、そういうわけにもいかなくなる。
守るべき家族ができるということは、裏を返せば、今ある生活を失うことへの恐怖になる。

幸い、独立して8年、結婚して6年強、ローンを組んで自分たちの家を持つこともできたし、なんとか生活することも出来ている。

でもそれは、僕の周りの環境や僕に取り巻く人達の支えのお蔭であって、そうした支えの歯車の一つでも狂っていたとしたら、もしかしたら、今の幸せな生活は無かったかもしれない。

僕は、恵まれているのだ。

だが、そうした環境の歯車がいつ狂うかなんて、誰にもわからないし、どうなるかなんて誰にもわからない。
冒頭の僕の恐怖心は、そうしたところから来ているのだろう。

僕ひとりが路頭に迷うのなら、まだいい。
自業自得だから。
でも、僕の所為で、嫁や息子たちも路頭に迷うことだけは、絶対にあってはならない。

こんな思いを抱いて毎日を過ごしている人は、決して僕だけではないはずだ。
これは自営業だろうが会社員だろうが関係ない。
人は、いつ人生の歯車が狂うかなんて、わからないのだから。

この記事は、女性の路上生活者の割合について、驚きをもって伝えているようだが、人が生活をしていて、いつ生活の基盤を失うかに、男も女も関係ない。
いつの時代にも、一定の割合でホームレスになる女性はいるはずだし、それは誰にでも起こり得ることだ。

ただ一つ言えるのは、はやり核家族化が進んだ今日、家族との繋がりが希薄になっているぶん、何らかの事情でもって一気にホームレスにまで転落してしまう人は、多いのかも知れない。

もしダメになっても、帰れる家族や実家があれば、まだやり直せることができることもある。
そう言う意味では、もう一度、家族の絆を考えてみる必要はあるのかも知れない。


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