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2014年11月27日02:53

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高速道路の雪氷作業は除雪車などの大型重機を使用した作業のほかにも、雪にうもれた非常電話をかき出したり、8m以上ある情報板の上に積もった雪を下ろしたり、つららを落としたりする細かな雪氷作業も多々あり



冬の高速道路の安全のために「雪氷対策」





雪氷作業は除雪だけではない。さまざまな活動で高速道路を守る。




『時速5キロ』の理由


高速道路上の非常電話を雪からかき出す作業は、お客さまの万が一の事態のために欠かせない。
情報板の上には、雪が積もらないように防雪板を載せているが、それでも凍りついた雪やつららを払い落とす必要がある。

高速道路の雪氷作業は除雪車などの大型重機を使用した作業のほかにも、雪にうもれた非常電話をかき出したり、8m以上ある情報板の上に積もった雪を下ろしたり、つららを落としたりする細かな雪氷作業も多々あります。

情報板の雪を下ろす、ということは走行車線上に雪を落とすことになるので、本来は交通規制をしないと作業ができません。また、車線数が増えるIC付近はバックして除雪を行うことがあるので、やはり規制が必要となります。しかし、除雪のために高速道路を通行止めにするわけにはいきません。

そこで、標識車がお客さまの車列の速度を時速5〜10キロに保ったまま先導することがあります。すると車列の前には通行車両が1台もない空白区間ができるので、その間にIC付近の除雪や、標識に積もった雪を本線に落とすといった作業を行うことができるのです。

「除雪車が前を走っているわけではないのに、なぜこんなに徐行する必要があるのか?」「作業している姿が見えないのに、ノロノロ運転させられて不愉快だった」といった疑問やご意見をいただくこともありますが、通行止めをせずに安全に高速道路を利用していただくための、やむを得ない策として行っています。

また、こうした作業について、お客さまからのご理解とご協力を得られるようNEXCO東日本では広報活動にも取り組んでいます。




『人』が安全を守る


雪崩パトロール隊は、雪崩が発生しそうな区域の近くの雪を掘り出し、新雪量や積雪具合を綿密に把握。
土樽PAで、チェーン装着の呼びかけを行う。スタッフは走行時の音でチェーンの有無だけでなく、タイヤの種類を瞬時に判断する。
降雪が続くにつれ、雪氷対策本部での議論も白熱。すべて安全な走行空間を守るためのこと。

道路上の雪だけでなく、高速道路脇の斜面に積もった雪の状態を把握し、雪崩を防ぐことも大切な雪氷対策のひとつです。現地を知り尽くした専属の雪崩パトロール隊が各地点の新雪量とその下にある雪の固さの確認や、容易に立ち入れない場所は双眼鏡で観察するなどし、雪崩の恐れがある場合は新雪を予め取り崩すといった対策を行っています。

また、チェーン規制が実施された場合は、チェーン指導員をチェックポイントに配置し、チェーン装着の呼びかけや、目視やタイヤの音で装着状況を確認しています。

現場作業だけではなく、雪氷対策本部でも、「判断」はすべて人が行っています。

現場のデータを計測するなど機械化できることは積極的に取り組み、作業効率と確実性の向上やコスト削減に努めていますが、集まってきた情報を総合的に勘案し、刻々と変化する雪という自然現象を相手に安全な道路を維持することに必要なのは 『雪のプロ』であるスタッフ一人ひとりの知識と経験なのです。
「雪で高速道路を止めてはいけない」
「雪が降っても安全な走行空間を維持する」
その強い意志で、雪という自然の猛威に24時間立ち向かっています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www.e-nexco.co.jp/effort/journal/snow_and_ice/detail03.html
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