北海道や東北のような積雪寒冷地域では、吹雪対策の充実が冬期道路交通の確保や安全性向上を図る上で、長年にわたっての重要課題で>

道路吹雪対策と研究の歩み
北海道や東北のような積雪寒冷地域では、吹雪対策の充実が冬期道路交通の確保
や安全性向上を図る上で、長年にわたっての重要課題でした。ここでは、時代の
ニーズに応じて変化してきた道路吹雪対策と研究の歩みをご紹介します。
明日の北国のモビリティのために
独立行政法人北海道開発土木研究所
吹雪による吹きだまり
道路吹雪対策の目的と重要性
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独立行政法人北海道開発土木研究所
道路部防災雪氷研究室
〒062-8602 札幌市豊平区平岸1条3丁目1番34号
TEL：011-841-1746 FAX：011-841-9747
E-mail snow@ceri.go.jp Homepage http://www2.ceri.go.jp 2005.10
▲ 大型車が巻き上げる雪煙
吹雪・地吹雪により、降・
積雪は飛雪となり大量に運ば
れて、短時間に道路を埋め尽
くしてしまいます。この吹き
だまりは、車両の走行を困難
にするばかりでなく、除雪の
大きな妨げにもなります。
道路吹雪対策の研究施設・機器・環境
研究施設（石狩吹雪実験場，苫小牧寒地試験道路，実道での実験・観測）
研究機器（視程障害移動観測車，アイマークカメラなど）
研究環境（技術指導，情報発信，国際交流など）
吹雪による視程障害
吹雪時の多重衝突事故
▲ 地吹雪による視程障害
▲ 吹雪時の視程障害による多重衝突事故と新聞報道記事
吹雪・地吹雪により道路上
を移動する飛雪は、ドライ
バーの視界を遮り、深刻な視
程障害を引き起こします。特
に、視点位置の低い小型車は
その影響を大きく受けます。
さらに近年では大型車が巻き
上げる雪煙も問題です。
滑りやすい雪氷路面に加え
て、吹雪による視程障害はし
ばしば交通事故を引き起こし
ます。特に、前方で停止して
いる車両の発見が遅れること
により、次々と車両が衝突す
る多重衝突事故に拡大する恐
れが高まります。
このような多重衝突事故は、
通行規制の影響も長引き、地
域の社会生活に多大な影響を
及ぼします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www2.ceri.go.jp/jpn/pdf2/Fubuki-Ayumi-l.pdf