マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団
日時2014年11月24日(月・休) 14:00 開演
ブラームス: ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界より」
アンコール
グリーグ :ペール・ギュントから「ソルヴェイグの歌」
ドヴォルザーク :スラヴ舞曲 第15番
指揮 マリス・ヤンソンス
ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン
バイエルン放送交響楽団
ヤンソンスはそんなに好きな指揮者というわけではないが、来日するたびに最低1公演は
聴いている。アムステルダムコンセルトヘボウとの組み合わせでは、長く記憶に残る演奏が
あったものの、バイエルン放響とではあまり感動したことがない。
1、ブラームスPコン1
堂々たるブラームスだ。ツィメルマンの弾くピアノには重みがあり、ひとつひとつの音に意味を
持たせているように感じた。時たまミスもあったが、そんなことはどうでもよいと思えるほどの
熱演であった。オケは重厚でまぎれもなくドイツのオケであることを認識できた。私が聴いた
ヤンソンスとの組み合わせででは最高の響きであると思った。
2、新世界
オケは機械的によく鳴っている。でもそれだけだ。前半がすばらしすぎたためかもしれないが
音響的にはすばらしくても音楽的に満足できない演奏であった。
好きではないが、どうしても足が向いてしまう私にとっては困った指揮者である。
ログインしてコメントを確認・投稿する