古いラップトップPCにインストールしたLinuxが快調です。
とはいえ、毎日細かな問題が発生しますが、それを解決するのが楽しみになっています。
3日がかりでキヤノンのプリンタMP640をWiFiで繋げました。カラーで文書の印刷ができた時は嬉しかったです。
トラブった理由はキヤノンがLinuxのサポートを4年前にやめてしまいドライバのアップデートをしてくれていないからです。
無理やり古い32bitアーキテクチャ用のドライバソフトを64bitOSにインストールするのにさまざまなカットアンドトライをしました。
Linuxは無償のソフトなので権利者が持つ知的財産を使った技術の実装が難しく、古いバージョンではバンドルされていた技術が新しいバージョンでは削られてしまっているので、代替手段を
用意しなければいけないという事情があるようです。
依存性を解決するため関係モジュールを探し出してインストールし、debファイルや.shファイルを
管理者権限で書き換えたりしましたが、うまくいかず、結局、強制的に次のオプションでインストールしました。
dpkg -i --force-architecture
印刷できるようになったと思ったら、今度はスピーカーから音が出なくなりました。
数日前まではメールの着信音がしたり、バックグラウンドで音楽を流したりしていたのですが、上記
プリンタの設定でテンパっていてミュートで使っていたので気づきませんでした。
いろいろ調べて分かったのはLinuxの音声を制御しいている拡張モジュールがデフォルトでは
ミュートにする仕様のため、設定し直さなければならないということでした。
ALSA(Advanced Linux Sound Architecture)を呼び出してミュートを外したら元気に音が
出始めました。
ものすごく親切で優しくて優秀なのに、大人しく自己主張もなくいつもニコニコしているというのが
Linuxのような気がしてきました。(聞かないと何も教えてくれないけど、何が知りたいかを正確に
伝えることが出来れば手間を惜しまずとことん解決してくれる人)
僕はそんな人が大好きです。
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