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2014年11月22日22:04

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議員としての資質とモラル

■小渕氏と松島氏、出馬の意向 「一から出直す」
(朝日新聞デジタル - 11月21日 23:27)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3153070

松下氏はともかくも、小渕氏については、いくら小渕氏が要請しようと、自民党は公認すべきではない。

別に小渕氏が立候補するかどうか、という問題は彼女の問題だ。
自由にすれば良い。

ただ、これだけの政治資金を私的に流用したことに対し、きちんとした説明責任も果たせず、ただ大臣を辞任し、頭を下げるだけで、禊を済ませたとお思いなら、厚顔無恥も甚だしい。

政治資金の中には、政治資金パーティーの売り上げや寄付ばかりでなく、国民の税金から支出される政党交付金も含まれる。
小渕氏は、自分の後援会や自分の家族、はたまた自分の生活費に至るまで、その費用に政治資金を充てていた。
つまり、国民の税金を自分の為に、私的に遣っていたということだ。
それも、ちょっとやそっとの額じゃない。

小渕氏にしてみれば、こうした政治資金や地盤、後援会や支援者を親の代からそっくり受け継いだのだろう。
取り巻きの後援会や支援者の言われるまま、自由にこうした金を遣ってきたんじゃないだろうか。
いや、後の帳尻合わせは、後援会がやってくれるからと、自分のお金とばかりに勘違いしていたんじゃないか。

こうした政治資金の扱いと考え方は、悪質とかそういうレベルの話じゃあない。
もともと政治家としての資質の問題だ。
政治家としてのモラルがハナから備わってないのだ。

だから、彼女が最初に涙を流し、頭を下げたのは後援会幹部の前。
自分が至らなかったばっかりに、後援会の皆さんに迷惑を掛けたということなんだろう。
そこには、地元の有権者の方への謝罪の気持ちはあったのだろうか。

でも、それでも彼女が立候補したい、というならそれでも構わないし、支援する後援会があるというならそれでも構わない。

群馬の選挙区の有権者の方が、この問題をちゃんと考えて、投票すれば良いのだから。
それでも彼女が当選するというなら、これは有権者の民度の問題だ。

だが、これが自民党の公認となると、話は違ってくる。

何故なら、小渕氏を自民党が公認した時点で、有権者は小渕氏に投票したくなくとも、自民党支持だからと結果小渕氏に投票せざるを得ない状況になるからだ。
そして、小渕氏が並行して、比例名簿に名を連ねていれば、たとえ小渕氏が選挙区で落選したとしても、比例で復活当選する目も出てくる。
その比例の票の中には、自民党は支持でも、小渕氏には当選して欲しくない有権者も居るだろう。

そして何より問題なのは、自民党がこうした政治資金を私的に流用する人を自民党の議員として相応しいと認めるということだ。
そこには、故小渕恵三氏の娘だからというのもあるのだろう。
そこには、受け継がれた強力な地盤と後援会の力があるのだろう。

だが、それらは全て小渕優子氏の政治家としての資質やモラルとは別のところにある。

小渕優子氏を見ていると、こうした旧態依然とした、悪しき政治家の慣習を受け継ぎ、その地盤と後援会によって御輿の上に担ぎ上げられている傀儡に過ぎないように見える。

そして、それをそのまま公認とするなら、自民党もまた、まだ旧態依然とした悪しき習慣が抜け切っていない。
果たして、これが政治の在るべき姿なんだろうか。

僕には疑問に感じる。

もし、自民党が小渕氏を公認するなら、選挙区な違えど、僕は自民党を支持することはないだろう。


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