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2014年11月15日22:29

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ゴネ勝ちの世の中

■「公立女子大行きたい」男性、出願不受理は違憲と提訴へ
(朝日新聞デジタル - 11月15日 11:29)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3142760

この男性の訴えは、果たして当然で正当な主張なんだろうか。

僕にはどうしてもそう思えない。

世の中には、必ずしも自分の思い通りにならないことが沢山ある。
進路だってそう。
女子大と名の付く大学に、男性が入学出来ないのは仕方ない。

じゃあ、仕方がなければ、不平等だと女子大を提訴し、男性でも入学できるようにしてもらう。
これが罷り通るがどうかは分からないが、もし、男性の主張が受け入れられたとして、それで良いのだろうか。

僕には結果、それが単なるゴネ得にしか思えないのだ。

この男性は主張の中で、女子大に男性が受験できないのは、法の下の平等に反すると言っているが、実はそれはこの男性の訴えの本質ではない。

何故なら、彼は栄養士になる為に大学を受験しようとしたが、経済的な理由で福岡県内の公立大学でないと資格取得を断念せざるを得ないから、この大学を受験しようとしたのだ。
ということは、経済的に問題なければ、きっと彼はこの大学を受験しなかったろうし、他の男子でも栄養士の資格が資格できる大学を受験していただろう。
女子大に男性が受験できないのは平等ではないと訴える必要もなかったんじゃないだろうか。

つまり、彼にとって男女平等云々というのは、自分が大義名分であって、本質は彼の経済的理由にある。
自分の置かれた家庭環境や生活環境を考慮して、この女子大を受験しようとしただけで、この女子大でなければ栄養士の資格が取得できないわけではないのだ。

そして、経済的な理由で、本来進みたかった進路を断念せざるを得なかった人なんて、世の中にはいくらでも居るんじゃないだろうか。

かく言う僕の弟だって、本当は医師になりたくて医学部を目指し受験勉強をしていたが、ウチには医学部を行かせるだけのお金がないことから、泣く泣く医学部を受験するのを断念した。

世の中とは、そんなものだ。
自分の置かれた環境や状況によって、已む無く妥協せざるを得ないこともある。
それを、何がなんでも自分の思い通りにするために、無理やり女子大を受験しようとし、それを断られたからと、男女平等に反するだとか憲法違反を持ち出して、裁判を起こすのは、やはりオカシイと思う。

だって、女子大とある大学に、普通はわざわざ男性は受験しようとしないだろう。
それをわざわざ受験しようとする男性は、どんな理由があったにせよ、やはり普通ではない。

そこに疑問を持たない方がオカシイと言う人もいるんだろうが、そういう秩序の元に作られた大学を自分の思い通りにするために秩序を変えようとするのは違うと思う。

この訴えがもし罷り通るなら、世の中はゴネた者勝ちになるだろう。



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