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2014年11月13日23:46

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性のはなし

■気づいたら臨月…小学生の妊娠・出産の現実
(dot. - 11月13日 11:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=3139275

自分の小学生の頃を思い出してみる。

こんなことを書いたら笑われるかも知れないが
、当時の僕はセックスというものがどんなものか知らなかった。
チンチンはオシッコをする為のもので、生殖器の役割を果たしていることも知らなかったし、どうすれば赤ちゃんが出来るのかも知らなかった。
もちろん、オナニーも知らなかった。

よく学校の帰り道に、壁に女性器を表した落書きがしてあったのだが、当時の僕は、それが女性器を指すものであることも知らなかったのを覚えている。
友達もそのマークが一体何なのか知らなかった。

そんな僕が性のあれこれを知ったのは、中学に入ってからだ。
学校で教えて貰ったわけでもない。
親に教えて貰ったわけでもない。
教えてくれたのは、同級生の友達だ。
その友達もまた、自分のお兄ちゃんや近所のお兄ちゃんに教えてもらったらしい。

中学生くらいになると、女の子に興味を持つようになる。
友達がエロ本を学校に持ってきて、皆んなで回し読みしたり、友達ん家で親に隠れて、エロビデオを観たり(当時、ビデオデッキを持っている家は少なかった。)。
コンドームの存在を知ったのも、この頃だ。

そういった性の知識というのは、全部友達やそのお兄ちゃんから教えてもらい、それを皆んなで共有した。
避妊具としてのコンドームの大切さ、避妊をしないことの恐ろしさ、というのも、その時知った。

親に面と向かって、セックスのことなんて教えて貰ったことはないし、そんなこと恥ずかしくて訊けなかった。
テレビでエッチなシーンが流れただけで、茶の間が気不味くなった時代。
知識として知っていても、そんなことをわざわざ話題に出すなよ、という空気が流れていた。
もちろん、部屋を掃除すれば、エロ本が出てきたし、ティッシュも出てきた。
だが、親はそれを暗黙の了解として、敢えて黙って見逃していたのだろう。
この本は何だ?このティッシュは何の為に使ったんだ?なんて訊かれたことなんてなかった。

きっとそれだけ僕らは、今と比べて情報に乏しかったのだろう。
そして、小学生の僕らは、今と比べて子供らしい子供だった。

もちろん、クラスに好きな女の子はいた。
でも、それだけ。
好きだから、告白してどうこうということはないし、お互いが好き同士であっても、それだけ。
そりゃあ、デートくらいはするかも知れない。
でも、それはデートというより、一緒に遊ぶだけ。
ちょっとマセている子はキスなんかしたろうか。
でも、それ以上はどうすればいいのかなんて知らない。

いや殆どの男女は、友達に好きな子の名前を言い合っても、告白なんてしなかったし、できやしなかった。

でも。

自分が親になってみて、二人の息子を持ってみると、この子たちも、きっと僕が子供の頃に通った道を、同じように辿っていくのだろうと考えることがある。
果たして、こうした性の知識を、息子たちに一から教えるべきなんだろうか。
だとしたら何時から?

そういったことに興味を持つ前に、息子たちには性の知識をきちんと教えるべきなんだろうか。

今の時代、あまりに情報が溢れすぎていて、見ようとしなくても見えてしまう。
あまりにあからさまで、オブラートに包まない表現が溢れている。
そんな中で、子供たちを育てるのは、本当に難しい。

親は、自分の息子に、自分が取れるだけの責任のことを話すべきで、自分が責任を取れないうちは、そういったことをすべきでないと教えるだけで本当は良いんだと僕は思っている。
それが理解できれば、避妊することの大切さ、相手を妊娠させてしまうことの責任の重さ、というのが本当は解るはずなのだ。

セックスのことや性の知識なんて、わざわざ親が教えなくとも、僕がそうだったように、子供はその成長の中で自分たちで学んでいく。
そこは、敢えて親は分かっていて触れないことも大切に思う。

大事なのは性の知識やセックスじゃない。
欠けているのは、それにかかる責任の問題だ。
今は、その責任の問題をきちんと教えないまま、性の知識やセックスばかりを知るから、おかしなことになる。

そして、この記事の事例は、とてもレアなケースであって、これが小学生の全てではない。
だって、彼氏や彼女がいるからといって、それがすべてオトナの思う恋愛とはイコールでないのだから。

それにしても子育ての難しい世の中だ。


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