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2014年10月17日15:04

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ノーベル平和賞に思う

世界人権宣言で人は生まれながらに平等と謳われ、世界の常識となっているにもかかわらず、
タリバン等のイスラム原理主義がはびこるアフガン、イラン、パキスタンシリアなどでは、
女性の基本的人権が無視され、就学、行動の制限がされている中で、その辛さ苦しさを、
命を賭して訴え続ける勇気は、尊敬に値するから、ノーベル委員会がマララさんに
平和賞を与えた事は、賞賛に値することだ。手(チョキ)
その受賞に対して西洋に利用されているなどと一部に批判されているらしいが、
そもそも彼女の住む地域で発信できるメディアがないのだから、駆け込み寺として
西洋のメディアに頼らざるを得なかったと、批判する輩は理解すべきだ。

今回同時受賞のインドの児童人権活動家、カイラシュ・サティヤルティさんの対象となった児童人身売買救済活動も含めて、世界では、日本人が想像の及ばない人権無視が横行している事を知らしめた意義は大きいように思う。
アカデミー受賞映画「スラムドック・、ミリオネア」に描かれた、人身売買組織が誘拐した児童の眼をつぶし身体障害者として街頭に立たせ、施しを受けさせ、その金を巻き上げるおぞましいシーンを思い出した。インドに限らず、タイ、ミャンマー、カンボジアなどでも未だに児童買春や
児童人身売買が絶えないというから、はがゆいばかりだ。そんな状況で今までに
カイラシュさんは7800人の児童を救ったというから尊敬以外の何物でもない。手(チョキ)

他に、ネットで知った事だが。マララさん以外にも、麻薬王の暗躍するメキシコでは、
命の危険から誰も警察署長になろうとしない中、20歳の女性たった一人が志願して
着任したという。
レイプ、耳そぎ、鼻そぎ、硫酸での顔焼、死体切断などの写真を載せるビデオの作成組織を
支配下に持つコカイン王が、メキシコ社会を震え上がらせ国外脱出を望む人が
増加しているという中にあって、その着任女性も斬殺される危険性があると
言われてもいる中での勇気も驚いた。
電車の中で、もしチンピラに因縁をつけられただけでも、殴り倒す勇気がおそらくない
自分と比べ凄いと思わざるを得ない。


今回のマララさんとカイラシュ・サティヤルティさんの受賞は、喜ばしい一方、
世界中に命を狙われる女性や、児童虐待で苦しめられる子供が多数に及ぶ
悪魔の社会が存在している事を改めて思い知らされた。

日本でも近頃特に児童が犯罪に巻き込まれる事件の報道が相次ぎ心が痛む。
関東に住む息子夫婦に幼い子供がいるので、注意しているとは思うが、
心配で手を離しちゃだめだよとおせっかいの電話を入れた。
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