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2014年10月15日22:48

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杉並区の伝説的デモ(駄犬コラム)

■ヘイトスピーチ対策、デモ許可場所の限定も 自民PT
(朝日新聞デジタル - 10月15日 20:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3097323

杉並区というとなぜかサヨク運動家の多い地域といった印象がある。若者に人気の街、高円寺があるからだろうか。その高円寺で2005年8月にデモがあった。『俺のチャリを返せデモ』である。放置自転車撤去に反対するという『建前』で杉並警察署に申請がなされた。警察に申請する際、参加予定人数は約10人、『さおだけやの車』を使うと言って、車の使用許可も得た。

警察は小規模なデモと思い、デモ警備の警官もわずかに10人前後となった。

ところが出発場所には100人以上が集まっていた。『さおだけやの車』と称したものはライブハウス並みのサウンドシステムを搭載した2tトラックであり、デモが始まった途端にDJがライブさながらのミュージックをかけて、群集が踊りまくるという事態になる。その上、デモに飛び入りのハードコアミュージシャンがトラックのサウンドシステムを用いてライブを始める等という大混乱に至った。

はっきり言って非常識極まりない。このデモの真の目的は街に混乱をもたらすということ、無政府的空間を仮想的に演出することにあったのである。

しかし、このようなデモさえも許容するのが日本国憲法の定める集会の自由である。
もちろんこのデモの首謀者は処罰などされず、次回のデモ申請時に、担当の警察官に愚痴もとい、お小言を頂くだけで済んだ。そしてその新たなデモも許可されたのである。

なぜなら申請されれば、原則的に警備上の問題といったものが無い限り、その地方自治体の公安条例に従って許可を出さねばならないからである。たとえ反政府活動を主張するデモであってもだ。その主張内容に脅迫や威力業務妨害といった明確な法令違反が無い限り、警察、国家権力が口を出すことは許されない。

主張に規制をかければ、思想信条の自由、言論の自由、表現の自由、集会の自由といった精神的自由権を、基本的人権を侵害することになる。

ヘイトスピーチデモ規制についても同じことが言える。
何がヘイトスピーチで、何がヘイトスピーチではないのか?どこからが差別で、どこからが差別ではないのか?このことを判断するのが国家権力ならば、それは基本的人権への侵害だ。
だが、公衆安全衛生以外の目的で、たとえば先に挙げた警備上の目的以外で基本的人権を侵害することを日本国憲法は認めない。

それでもヘイトスピーチを規制したければ、憲法違反を覚悟して規制するか、憲法そのものを改正するより無いのだ。

ようするにヘイトスピーチ規制論者は憲法を無視して基本的人権を侵害しようとする危険な右翼か、さもなくば改憲論者のはずだ。

…そのはずなのだが、どうも見ていると、大体がサヨクと呼ばれるような人達が規制の必要性を主張しているというわけの分からない状況になっているのが実に興味深い。
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