量子論の本質は、
エルミート性とヒルベルト内積空間を使った、自然を整数表現(プラス1、マイナス1)したもの。
整数の内積なので、ベクトル線形表現が可能である。
それだけのはなしだ。 これを直接証明したのが、かのフォンノイマンである。
(シュレディンガーも、ハイゼンベルクに刺激されて、連続な式を行列に置き換える
過程で発見した)。
量子論は、整数表現なので、整数を使った行列と固有値固有ベクトルを使ったヒルベルト空間
で表現できる。 よって、量子論は行列で表現できる。これを、猛然と実現したハイゼンベルクも
すごいが、
波と粒子を結び付けたアインシュタイン=ドブロイと、不確定性原理で確率と波を
むすびつけたハイゼンベルク、そして、それを数学的にベクトル演算子にした
ディラックはすさまじい。
これによって、古典的波動方程式を応用し、ボーアの量子モデルを数式化した
たシュレディンガー方程式のベクトル表現が可能になり、量子化が保証された。
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