1時半に起き、2時にはホテルを出た。弟は50�劼暴个襪�、僕よりスタートする時間は
3時間遅く、僕がスタートした後に仮眠を取る事も可能なので、運転は弟に任せて、
僕はうつらうつらしていた。弟と一緒に行動できた事に感謝している。3時には駐車
場に着いたが、ウォーミングアップと称して荷物預かりの場所まで歩き、トイレをしたり、
朝飯を食べたりしていたら、あっという間にスタート時間になり、緊張する間もなく走り
始めた。お陰様で開会式の様子は全然見られなかった。
1,200mもある上り坂が待ち構えているのは分かっているので、最初の10�劼亙臣海�
道だったが、体力温存の意味も込めのんびり走っていた。そうしたら、最初の10�劼�
通過が1時間2分41秒だった。満天の星空が綺麗で感激したが、こういう時は、星座の
事をもっと知っていると楽しいかもしれないと思う。サイクリングロードを通る事もあり
快適に走れた。
この後から上り坂が始まるが、淡々と走っていた。白山スーパー林道に入る前に、
後ろのランナーが驚きの声を上げたので何事かと思ったら、道路の真ん中あたりを
走っているランナーをよけるのに右車線に入った車が、普通に右車線を走って
いた車と正面激突しそうになっていたので怖くなった。白山スーパー林道以外は車が
普通に通るわけだから、ランナーは左側に寄って走るのが当たり前だろうと
思いつつ、僕は最初からそれは気を付けて走っていた。20�劼�2時間9分1秒で
通過した。
エイドでは必ず一休みしていた。長い長い1回目の上り坂だけでも、堅豆腐・酒
饅頭・温泉水・あんころ餅・そうめん・かっちり・ラスクなど、地元色豊かな物が
食べられた。チーム名をレース後はアイスにしていたが、それを知っていた
エイドの方に、ゴールしたらアイスが食べられるからねと励まされた。
白山スーパー林道に入ったら、頂上に着くまで上りか平坦な道しかなくめげそう
だった。ゆっくりでも構わないから走って登り切ろうと決心した。標高差は凄いが
傾斜はきつくないのでどうにかなった。滝が幾つも見えたが、ふくべの大滝は特に
迫力があり、コースからほんの少し外れていたが、そこまで行き写真を撮った。
30�劼�3時間15分41秒で通過した。
頂上に着く直前にトンネルがあるが、その途中に県境を示す看板があり、
やっとの思いで岐阜県にやってきたという気分になった。頂上では預けた
荷物を受け取ることができるが、今回は靴を履きかえるだけにした。履き替える
前は、左脚にできたマメに違和感を覚えていたが、履き替えたら運良くそれは
気にならなくなり、靴の履き替えはチップを付け替えないといけなくて面倒
だったが、成功だったと感じた。頂上では温泉うどんと笹寿司を食べた。
ここから長い長い下り坂が始まるが、走り始めたら、両太腿がパンパンに
なっていて、動く度に衝撃が足にくるから大変だった。こんな調子で最後まで
走り切れるのか不安になった。40�劼�4時間38分39秒で通過したが、大便を
したり、靴を履き替えたりと、手間取る事をしていたのもあり、今までより
かなりペースが落ちた。4時間51分19秒でフルマラソンの距離を通過したが、
これがフルマラソンの競技なら、確実にワーストタイムだ。
45�卉賄世鯆眠瓩垢訥樵阿法�1位の方とすれ違った。颯爽と走っていて、
元気があるなあと感心していた。3位の方は足をさすりながら歩いていて、
顔も元気がなかったので、もしかしたらリタイヤするかもと思った。白山スーパー
林道が終わるまで、一切上り坂がなく、復路はずっと上るか平坦な道を
走る事になるのかと考えたら憂鬱になった。
白山スーパー林道の料金所を出たらエイドがあり、パックのコーヒー牛乳・
パインジュース・オレンジシューズがあり、パックでドリンクが提供されるのも
珍しいと思った。往路はコーヒー牛乳を飲み、復路は違う物を飲むことに
した。エイドの方に又来た時にはもうないかもよと言われたが、幸い復路ではパイン
ジュースや飲むヨーグルトはまだあったので飲んだ。50�劼�5分38分1秒で
通過したが、足の調子も万全ではなく、後半でペースを上げられるわけは
ないから、おそらくゴールするのに12時間以上はかかるんだろうなあと
想像していた。後編へ続く
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