(長文です)
(2021年7月、スマホ閲覧用に改行を大幅に減らしました)
★この『あの花〜』というアニメ、一部で異常に評価が高いので、2011年の秋に再放送したときに全11話を見てみたのですが…
正直、
『え、こんな程度…??
』と ビックリした記憶があります。
「あの花〜」は異常な信者が多いので、当レビューを投稿しようかどうか、前々から迷っていたのですが…
さすがに本放送から何年も経って、少しはユーザーの頭も冷えてきた頃と思うので、試しに投稿してみることにしました
(なお、下記レビューは、当時 「あの花」 のファンであった親戚の青年から作品感想を聞かれて、その際に返信したメールを ほとんどそのままアップしています。
いつもの僕のレビューに比べると指摘がゆるく感じられるかもしれませんが、そのような事情があったのだと ご承知の上でお読みいただければ、幸いです。
当然、「ネタバレ」を含みますので、未視聴の方はご注意ください
)
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★うーん… 僕は正直、『あの花』は、
「第1話が最高点」 で、それ以降は評価を下げる内容ばかりだったように感じています
第1話は、『人生や交友関係に停滞を感じていた主人公のもとに、突然 死んだはずの幼なじみが 昔の姿で訪ねてくる』話で、
これによって主人公は『「幼なじみの」成仏できない理由を一緒に探すことで、実は結果的に「自分自身の」過去と対峙し、最終的に今の停滞した自分自身と決別して成長していく』のだろう… という展開が予想され、
非常に好感度が高いです。
僕ら大人って、こういう『過去と今』に真剣に向き合う話が大好きなんですよね
また、比較的 重くなりがちな話(主人公の人生の停滞)であることを考慮してか、陽気な「ぽっぽ」を登場させることで、サラッと その重さを軽減させている点も実に秀逸で、
久しぶりに『ものすごく作りの上手い 第1話 を見た!
』と、ビックリしたのを憶えています。
★ところが、第2話以降は、
「第1話の好印象」を裏切る展開が目白押しになってしまいます…
「父親」のオカマぶりや、主人公の不登校に対する接し方には現実味が皆無だし、
「ゆきあつ」 の女装(めんまゴッコ)は、悲壮感を通りこして ひくレベルだし、
脇を固めるはずの女性陣(あなる・つるこ)は、まったく現実の女の匂いのしない、「男が想像で描いた女性像」 にすぎず、痛々しい…
★とどめに、この作品の「明るさ」を担当していて、めんま の幽霊の登場を誰よりも喜んでいたはずの「ぽっぽ」が、
実は、『めんま が川に落ちた現場を見ていて、助けようともせず、恐怖で逃げ出していた』という衝撃の事実…
これは別に、「ぽっぽ は、なんて悪い奴なんだ!」と言いたいのではなく、
『めんま を見殺しにしたはずの ぽっぽ が、どうして めんま が幽霊になったという話を主人公から聞かされたときに、あんなに喜べたのか?』という点が、大きく矛盾するから なのです
もし本当に「めんまの死に対して、大きな後悔を感じている」 なら、たとえウソであっても「あんな喜び方」 はできないどころか、
『 め ん ま の 幽 霊 に 対 す る 動 揺 と 恐 怖 は 、超 平 和 バ ス タ ー ズ の メ ン バ ー の 中 で も 最 大 』であって然るべきではないでしょうか…?
だから、あの ぽっぽ の告白で作品の整合性とリアリティの最後の砦が崩壊してしまい、自分も完全に、この作品に対して「冷めて」しまったのです…
★そこへ来て、9話あたりからの、
主人公たちが「めんま の成仏できない理由は、花火を見れなかったことにある」と、その下準備に大ハリキリしはじめる展開は、もう、登場人物たちのミスリード(勘違い)の臭いがプンプン…
ああ… 主人公たちは このまま10話まで勘違いして、最終の11話で「真実」が分かって、
「はい、視聴者の皆さん、ビックリしたでしょ〜〜?
」という展開を、スタッフは演出したいんだろうなぁ…(苦笑)という視点でしか見れなくなっており、
それが的中した最終回に、「まあ こんなものかな…?

」という感想しか感じれなかったのも、ある意味 当然かもしれませんね。
★結局 この作品は、なにが良くて、なにが悪かったのか…
僕自身は、『停滞していた「過去」に向き合うことで、「今」を客観視し、「未来」への指標を見つけ出していく若者たちの話

』という
出だしは素晴らしいと感じるのですが、
『その物語に厚みを持たせるためのリアリティが、根本的に欠如していた
』のが、大きな失敗だったと見ています。
キツい言い方をすれば、この話を書いたライターさんは「現実の人間関係や、実際の死」というものを、知らないか、学べていなかったのではないでしょうか?
だから逆に、
「現実の人間関係や、実際の死」を知っている者がこの作品を見たとき、そこから『深く訴える力』を感じることができなかったのだと思うのです
★ Yくんにとっては、好きな作品を上記のように言われるのは腹立たしいことかもしれません。
ただ、10年ぐらい経って、
Yくん自身が、「誰かの死」や「誰かを見捨てざるをえない経験」をたくさんしてから、もう一度この作品を視聴しなおしたとき…
おそらく、「え!?

」と愕然するほど、このアニメは「色あせて」見えると思います。
(かくいう僕も、「同じような経験」をたくさんしてきました(笑) 大人になると、本当に「作品の見え方・見方」が変わってくるのです)
以上。 今後、Yくんが「あの花」を見るときの参考にしてもらえれば、うれしいです。
それでは、また
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【終わり】
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(追記1)
★このレビューは将来、うちの批評サイトのほうにクリンナップしてアップするつもりなので、反論コメントなどあれば、参考になりますので歓迎です。
ただ、
自分は、レビューというものは『客観性』 に根ざして行われるべきものと考えています。 また、レビューというものを、とても大切に考えております。
そのため、
「萌えアニメは このレベルでいいんだよ!

」
「オレが好きなものにケチをつけるな!

」
といったクソ意見に対しては、それなりの 『厳しい反論』 をお覚悟ください。
きちんとした自論をお持ちの上で、「真剣な反論」を投稿してくださる方であれば、当方も大歓迎です
(と、この日記を書いた当時は思っていましたが、あれから2年ほど経った今 振り返ってみると、『ただの1つも、まともな反論が来なかった』のは驚くばかりですね…

)
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(追記2)
★あと、『お前は 「あの花」 の高い前評判を聞きすぎていたから、最初から厳しい視点で見てしまっているだけwwww』みたいな、痛い反論もカンベンしてくださいね
自分の中の 『アンカリング』 を意識・調整することは、レビュアーの基礎中の基礎… ということぐらい、存じておりますので
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(追記3)
★この日記を書いてから、そろそろ9ヶ月経ち、
コメント欄の所々に、
「根本的に視点がおかしい」信者 による、
『反論になっていない反論や、脅迫』 も
見られるようになってきましたね
中でもオススメなのは、2015年06月18日 あたりからコメントを連投している、
『スラリン妖怪ウォッチ』
『ヒロもしくはジョニー』
などのユーザーです。
自分の主張を通すためなら あらゆる「詭弁」を駆使してくる、そのコスズルいコメントの数々は、
『ディベート(討論)に勝つためなら、ウソも方便www』を 地で行っている面白さがあるので、ぜひ皆さんも お楽しみくださいね
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(追記4)
★2016年7月、
「クリシュ」という あのはな信者が、
うちの日記を読んで、(こちらにはコメントしに来ずに)コソコソと自分の日記で負け惜しみを書いていたので、彼の日記のコメント欄に反論したところ…
即行で 削除・アクセスブック されました。
本当に あのはな信者 の卑怯ぶりは、安定していますね
■日記 『「あのはな」信者、火病る 【画像あり】』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1954041454&owner_id=39891
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(追記5)
★2016年11月、
「さざえ」 というユーザーが、この日記を中心にコメント欄で粘着を始めました。
こいつの異常性はズバ抜けており、僕や、僕のマイミクさんの被害は、「日記」、「メッセージ」、「コミュ」、「個人サイト」 にまで及んでいます
「あの花」信者は、都合の悪いレビューを抹殺するためなら、どんな悪事でも平気で実行する ということが、これらの事実から皆さまも よくお分かりになるのではないでしょうか?
『あの花を見ると、心があったかくなる!


』
『素直に号泣できる!


』
そんな連中の正体が これですから、
いやはや…「泣きアニメ」の信者って怖いですね
■日記 『粘着荒らし 「さざえ」 に関する まとめ日記 【前・中・後編】』
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1957526188&owner_id=39891
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