性格について

「性格が悪い女はモテない」ってよく言うけど、「性格」は変えられるの？
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性格って何だろう。

僕は、自分の性格というのを自分でうまく説明することができない。
他人の性格ならば、この人はいいヤツだとか、イヤなヤツだと判断することくらいはわかる。

でも、それがその人にとっての本質的な性格かと言われると、僕にはよくわからない。

このコラムを読んでも、僕には性格とは一体どんなものかを理解することができない。

大辞林には、性格について、”その人が生まれつき持っている感情や意思の特徴”とある。
これは、このコラムの冒頭にある性格についての説明と同じだ。

だが、この説明だけで、果たして性格とは何なのかを理解することができるだろうか。
僕には理解できない。

そのわからない、曖昧模糊としたモノに対して、良い悪いを判断するのは難しい。
先ほどの他人の性格についても、この人は良いヤツだとか悪いヤツだという判断も、結局のところ自分の価値観に照らし合わせただけの話だ。

しかも、人には他人に見せる外面と自分の内に持っている内面がある。
一体、人が言う性格というのは、そのどちらを見て言っているのか。
一体、人は他人の感情や意思をどこまでわかっているのか。
僕にはよくわからない。

ただ、このコラムを読んでいると、一つわかることがある。

その人の内面の感情はどうあれ、人は他人の性格を判断する時、ワガママや自己中心的、思いやりがないなど、外面に見える感情や行動が自分本位である人に対しては、性格が悪いように映るらしい。

反対に、人に対して、献身的な人であるほど、他人からは性格が良いように映る。

そう考えると、一般的に人が言う性格を変えることは可能である。

要は、普段からの行動一つで、相手が受ける印象が変わり、それがその人の性格を形作っていくのだ。

つまり、気持ちの中に、ゆとりと気配りがあるだけで、相手の受ける印象は変わってくる。
そして、そのゆとりと気配りこそが他人に対する思いやりに繋がる。

結局のところ、外面が作る他人の印象が、そのままその人の内面に影響することはあるのだろう。

ただ、それがその人の本質的な性格かどうかは、僕にはわからない。
人の性格なんてのは、つかみどころない、雲のようなモノなんじゃないだろうか。