漫画にかつ江さん 市教委抗議
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3044345
何故、市教委は抗議したのか。
これにはホンネとタテマエがあるように思う。
タテマエは、この記事で市教委が主張している通り。
著作権を持つ市教委の許可を得ていなかった、という点にあるのだろう。
だが、黒鉄氏が正式に、キャラクターの使用の許可を得ようと、市教委にアポイントメントを取っといたとしたら、果たして、市教委は許可しただろうか。
僕は許可しなかったと思う。
このキャラクターは、鳥取市のマスコットキャラクターとして公募で選ばれていながら、公開をしたとたん、市民から不快だ、不謹慎だと批難を浴び、同日公開中止、お蔵入りとなった、いわくつきのキャラクターだ。
もし、市民の支持を得ていたなら、キャラクターの使用は許可どころか歓迎されただろう。
これほど鳥取城跡のアピールになる宣伝はないし、キャラクターを広く認知してもらえる宣伝はないからだ。
ホンネは、市教委としては、自分たちが公募し、選んだキャラクターがこうした抗議を受けて、お蔵入りにしたという経緯がある。
もう、なかったこととして、そっとしておいて欲しいのだ。
それをわざわざ、引っ張り出してきて、こういうキャラクターが鳥取城跡のマスコットキャラクターとして選ばれたことがあったなぁと、話題をぶり返されたくないわけだ。
そりゃあ、許可しないし、無断で使用されたら抗議もしたくなるだろう。
だが、黒鉄氏にしても、そんなことは承知の上でやっているんである。
こうした経緯でお蔵入りになったキャラクターを正式に使用の許可を得られるわけがない。
だから、キャラクターの原作者に使用の許可を得た上で使用するというやり方を取った。
つまり、黒鉄氏がこのキャラクターを「あまりに不憫で描いてしまった。」
というのはこういうことだ。
市教委が一度マスコットキャラクターとして選らんでおきながら、お蔵入りにして、なかったことにしようとしている。
それが不憫だから、自分の漫画に登場させてやった、ということだ。
この記事を読んで、どういう感想を持たれるかは人それぞれだが、僕は、黒鉄氏は悪趣味だと思う。
こういうキャラクターを考えた人も悪趣味だし、それをマスコットキャラクターとして選んだ市教委も悪趣味。
そして、これらの経緯を知っていて、市教委のホンネを解った上で、不憫だなどといって自分の漫画に引っ張り出してくる黒鉄氏も悪趣味だ。
最後に一言。
あなた、本当に悪趣味ですよ。
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