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2014年08月18日01:07

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御在所登山

14日朝8時頃、数年前から登りたいと思っていた御在所岳の麓、三交湯の山温泉に到着。
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週間天気予報で、連休中後半は雨予想だったので、病院の予約日だったのも変更して

臨んだ山登りだったが、あいにく夜半より雨模様が続き、コンデションとしては良くない。

上空やあたりを見回せば、どこも霧に覆われ、地獄岩の見られる中道登山道からの登山は

諦めかけていたところに、駅で今まで何度もの女性も御在所岳に登った事があるという

中年女性と出くわした。そのおばさんはリュックを背負い今からアルプスの山に

行く所だったが、やはり、中登山道は霧で危険かもしれないとアドバイスしてくれた。

そんなわけで、比較的初心者でも上りやすいという裏登山道から登る事に変更。

時間も早いので、登山口フォトから登り始める前に信長が

焼打ちして再興されたという山岳寺や、

登山口近くで急な坂を下った先にある蒼滝を視る事にした。
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その間に雨も上がり天候回復することを願ってもいた。

山岳寺では芭蕉の句碑も発見。奈良薬師寺だったか唐招提寺でも、鎌倉の寺でも句碑を
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視た事があるけれど、つくづく芭蕉という人は、全国を歩きつくした人だと感服してしまう。

蒼滝は、ごうごうと云う音をたて川に転がっている巨大な石や岩をめがけて砕け散っていた。
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その迫力を感じて下さいと言わんばかりに、滝から10m余り離れた場所に木製ステージが

設けられていた。

寄り道した後、本道の裏道に戻り、右側ががけになった枯葉道を進み、吊り橋を3箇所渡り、

ロープ399の垂らされた岩場に到着した頃は、願いも空しくかなりの雨が降っていた。
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それでも裏口登山道を進んでいるのは間違いなかったので、この先にそれほど

不安は抱いていなかった。

ところが、そのロープを掴み体を滑らせるように降りた草混じりの岩場に降りてみると、
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正面は切り立った岸壁、右側が巨大な石もごろごろする河床が見え、

上流からの流れが水しぶきをあげ下っている。

道らしい道はどこにもない。

川の中に転がる石を伝って進むのかもしれないと思ったりはするものの、

雨も一段と激しく降っているさ中でもあるし、とても進めそうに思えなかった。

このあたりをもう少し超える事が出来れば、藤内小屋にたどり着けるはずだった。

が、天候の回復の兆しが一向に見えない上に、進退窮まった状況では、

もう引き返すしかなかった。

ロープに掴まってかなりの時間がかかって這い上がった時にはやれやれと感じていた。

裏道を戻るように進んでいると、県道577号の鈴鹿スカイラインと交差した。
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何処で裏道本道とずれたのか分からなかったが、かなりしんどい思いもしていたので、

この道を進んで近鉄湯の山まで歩く事にした。

約5キロ程歩き、途中で三交バスの近鉄湯の山駅経由アクアイグニスに到着。
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そこで一風呂浴び帰路に着いた。

今回の湯の山行きで歩いた距離は山行で推定3km、帰路スカイラインを歩いた5kmを

合わせて8km。

登頂の夢は果たせなかったが、 自然の中を歩く爽やかさを感じながら、

自然の雄大さにも巡り会えた価値ある旅だったので、充分満足している。

帰路、よく藤内小屋を利用して登っているという地元の男性と知り合う事も

できたので、又来年、5月の御在所岳が赤く染まる花の季節に登ろうと思っている。



 
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