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2014年08月17日20:08

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「We are REDS! THE MOVIE 開幕までの7日間」@梅田

 今日の午前中、つい先日発売されたばかりの「浦和レッズマガジン」最新号を読んでいて、「We are REDS! THE MOVIE 開幕までの7日間」が大阪でも16日(土)から1週間だけ上映されていることを知り、さっそく午後から梅田まで観に行った。

 上映場所は、梅田スカイビルにある「シネ・リーブル梅田」という映画館。スカイビルは何回も行っているが、こんなところに映画館(シネコン)があることは、今日になるまで知らなかった。

 大阪以外の人のために説明をするならば、スカイビルというのは、ビルとビルの間に空中庭園みたいなスペースがある変わりダネの建物で、大阪のちょっとした観光スポット。

 16時15分の上映開始に合わせて、JR大阪駅・梅田駅方面から徒歩でスカイビルに向かう。グランフロントを通り抜けて、さらにJRの線路の下の地下道を潜り抜けて、ようやくスカイビル到着。JR大阪駅からだと徒歩で10分くらいかかる。福島駅から行っても、たぶん同じくらいか。昔も今も中途半端な場所である。

 映画自体は分類するならばドキュメンタリーなのだろうが、何かを主張ようという姿勢は窺えない。今季ホーム開幕戦である3月8日の第2節鳥栖戦の1週間前からの、選手やクラブのスタッフ、ファン・サポーター、ボランティア等、さまざまな立場の人たちの動きを淡々と追いかけている。そして例の横断幕事件の後の、3月23日第4節清水戦の無観客試合の光景まで追いかけて終わっている。

 第2節のホーム戦のコレオグラフィー、横断幕に旗、太鼓にコールリーダー、いずれも現在では見ることができないだけに、わずか5ヶ月前とはいえ、ずいぶんと長い時間が経過したような気がして感慨深いものがある。

 横断幕事件自体はクラブにとっては経営上も深刻な影響を及ぼした重大事件であるし、社会的な影響を考えても、決して軽視できる問題ではない。

 だが、一部の熱狂的な、そして熱狂的なゆえに独善的でもある一部のファン・サポーターの行き過ぎた行為について、かねてより問題視されながらも抜本的な対応を取ることができず看過するだけだった企業としての浦和レッズが、世論に押される形で襟を正すこととなる契機となったという点では、重要な意味を持つ事件であることは間違いないし、たぶん将来にわたって長く記憶されることになるのだろう。

 一方で、浦和レッズのファン・サポーターの大多数は、この映画にも登場しているような、地元のごく普通の善良な老若男女たちであって、人種差別的な横断幕を掲げたり、相手チームのバスに爆竹を投げつけたりするような頭のおかしな連中はごく一部の例外に過ぎないことは、他クラブのサポの皆さんにも是非ともよく理解してもらいたいところである。

 今季も折り返したばかりで、優勝の行方もまだ混沌としている状況で、こういうことを言うのは些か気が早いような気はするが、今季が終了した時点で、この映画の続編を是非とも制作してもらいたいと思う。

 優勝するか否かに拘わらず、今期はレッズにとっていろいろな意味で重要な節目となるシーズンになることは間違いない。前代未聞の無観客試合を体験し、レッズの何が変わったのか、何が変わらなかったのか、きちんと総括することが、クラブとしての落とし前のつけ方ということになるのだろう。
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