モノを作って遊ぶこと

母の手作り「DX妖怪ウォッチ」、100均の材料でも娘は満面の笑顔。
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ウチの5歳の息子、はるちゃんが、ゆうべ僕が仕事から帰ってきたら、何やら画用紙とハサミ、色鉛筆を使って、せっせと何かを作っていた。

見ると、上顎が尖った魚の絵を描いて、ハサミで切り取り、その魚に赤い色を塗っている。

「できたぁ。」

はるちゃんは、その魚を持ってリビングの中をグルグル回って遊び出した。

「はるちゃん、それ何？」

僕が訊くと、はるちゃんは得意そうに、

「カジキマグロや！！パパ、上手に出来てるやろ〜？アゴがビューンって伸びてるねん。」

と言った。

「そうやなぁ。でも、はるちゃん、カジキマグロって、そんな色してたっけ？」と僕。

するとはるちゃんは、

「パパ、知らんの。カジキマグロは赤い色してんねん。だって、はるちゃん、見たやん。
こないだ、パパとママとみのりくんと、くら寿司に行った時に、カジキマグロ、イッパイ食べたやん。」

その晩、はるちゃんとみのりくんが寝た後、僕と嫁の家族会議が開かれ、近いうちに水族館に行くことが決定した。

はるちゃんが水族館へ行って、カジキマグロを見たら、きっと驚くことだろう。

そんなはるちゃんは、今日も元気に走り回っている。