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2014年08月06日10:00

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責任の取り方

笹井氏が遺書 小保方氏宛ても
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2996455

こんなことを書くと批判の嵐に晒されるかもしれない。
だが敢えて書こうと思う。

つぶやきや日記を見ていると、笹井氏の自殺について、やれマスコミが殺したのだの、やれネットや世間が殺したのだの、人によっては小保方さんが殺しただのと、書いている人がホントに沢山いる。

よくもまあ、1人の人間の死について、その死の真相が亡くなった本人にしかわからないようなことを、好き勝手に書けるものだ。

笹井氏は誰に殺された訳でもない。
誰に自殺を教唆された訳でもない。
御自分の意志で自殺されたのだ。
彼は世界的に有名な研究者のまま、その名誉をもって、今回の騒動から自分だけ幕を引かれた。

ゆうべ、仕事から帰ってきて、このニュースのテレビ報道を観ていて、少し不快だったことがある。
それは、インタビューされる理研の関係者の誰もが口を揃えて、笹井氏が責任感があると言い、その責任感に押し潰されたと言う。
笹井氏に責任を押し付け過ぎた、と。

いやいや。
一体今回の騒動で、誰が責任を取ったというのか。
論文の不手際から研究の不正まで、すべて小保方氏一人に責任を押し付けて、自分たちは直接は関わっていないと、さっさと逃げ出して、逃げ出したばかりか、梯子まで外したじゃないか。

笹井氏ばかりでない。
若山氏も、そして、理研という組織そのものを。

理研は笹井氏の責任感ばかりを言うが、じゃあ、彼は一体、何時、何処の部分で責任を取ったというのか。
以前の会見のことを指しているのか。
あれは、責任を取ったんじゃない。
自分の保身の為に、名誉の為に、小保方氏に責任を押し付け、自分は言い訳をしただけの話だ。

彼が本当に責任感を持って、今回の騒動の責任を取るとしたら、それはこれからの話だ。
小保方氏が行なっているSTAP細胞の検証実験の結果をもって、きちんと今回の騒動について、小保方氏と共に説明をし、すべてを明るみにし、謝罪すべきところは謝罪する。
それが、今回の論文不正、研究不正における共同執筆者、責任者としての責任の取り方なんじゃないだろうか。

それをせずに、自らの命を断つことで、自分だけこの騒動の幕引きをした笹井氏は、僕は本当に無責任だと思う。

小保方氏への遺書の中に、STAP細胞の再現を必ず再現して欲しい、と笹井氏は書いた。
ならば、何故、その再現を最後まで見届けなかったのか。
彼は、確信に近い形で感づいていたんじゃないか。
STAP細胞が不正研究の結果創られた、捏造であったことを。
そして、その後の自分の置かれる立場を。
マスコミや世間の批判を。
自身の研究者としての権威の失墜を。

だから、その前に。
すべてが明らかになる前に自身で幕引きをした。
STAP細胞の存在を信じる、世界的な研究者のまま、自身で自身の幕引きもした。

でも、残された小保方氏はどうなる。
もし、STAP細胞がなかったとして、笹井氏がそれに感ずいたとして、この遺書の一文は、あまりに自身の名誉のことしか考えていないんじゃないか。

これで小保方氏はこの検証実験からも、皆から梯子を外されたことになる。
きっと、裏切られた気持ちになっているんじゃないだろうか。

本当に残念だ。
今回の騒動の幕引きをして、それが笹井氏にとって、研究者としての名誉を傷つけるものであったとしても、権威を失墜させるものだったとしても、また一研究者として、一からやり直せばいいじゃないか。

本当に優秀な研究者だけに残念な気持ちでいっぱいだ。

御冥福を御祈りいたします。


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