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2014年08月05日17:36

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先生と生徒の関係性を考えてみる

■体罰厳禁に苦悩する教員たち “武装解除”だけ求められ…
(産経新聞 - 08月05日 08:46)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=2996308

何度か日記の中で、先生と生徒の間の関係性を書いているのだが、体罰云々の前に、この関係性が確りとしたものでなければ、教育なんてできるわけがない。

言い方が悪くなるが、
今の学校の先生は、ナメられている。

その原因が何処にあるか。
先生の態度、振る舞いが生徒にとって、尊敬に値しないということなのか。
生徒が、先生を見下していて、つけ上がっているのか。

僕は個人的には、そのどちらもあると思っているが、やはり、一番は普段の家庭での親の躾なんだろう。

僕が子供の頃は、学校に入る前から、先生というのは、敬うべき存在で、先生の言うことはよく聞かなければならない、という風に親に躾けられた。

もちろん、学校で何か悪さをして、先生にこっぴどく叱られようもんなら、家に帰って、そのことを親になんて報告できようもなかった。
そんなことを親に言おうものなら、それこそ、もう一度親に叱られ、先生に迷惑を掛けるなと親父からゲンコツが飛んできたものだった。

まあ、ウチの家庭は少し厳しいとしても、昔はまだ学校の先生と生徒の間に、そのような敬いの気持ちを持った関係性があったような気がする。

だから、たまに先生からもらうゲンコツなんかも、体罰としても、親も子供もそれは、教育する上での愛のムチだと捉えていた。
でも、今は違う。
関係性の中に、敬いの気持ちがないから、同じゲンコツを貰っても、それは体罰であり、先生の暴力だ、ということになる。

生徒も、そんな先生の立場をよく心得ているから、その立場を利用して、益々つけ上がる。
先生が少しでも、手を上げようとしたら、それは体罰だ暴力だと騒ぐ。
叱る時の言葉遣いですら、それは言葉の暴力だと騒ぐ。
そんなことしたら、親に、教育委員会に言いつけるぞ、とこうなる。

先生は、益々萎縮し、生徒に対して、まるでワレモノを触るような扱いで接するようになる。

すべては、この敬いの気持ちの欠けた、先生と生徒の関係性が原因になっている。

これは、故に家庭での親の子供への躾がなってないのだ。
こうした基本的な躾ができていないばかりか、最近では、親が平気で子供の前で、先生の悪口を言ったり、先生を馬鹿にするような発言をする。
そんな親の姿を見ている子供が、先生を敬うはずがない。

子供は親の鏡と言うが、学校での子供の態度は、その家庭の親の躾の程度を現すものだ。
親の程度を現すものだ。

この記事にある先生の苦悩。
これは体罰厳禁に対して苦悩しているのでない。
学校の先生を先生とも思わない。
そんな今の子供たちの態度に苦悩しているのだ。
今の先生と生徒の関係性に苦悩しているのだ。

でも、今の関係性には先生にも原因がある。
先生にも、子供の頃から、先生という存在が生徒にとって敬うべき存在である、という認識がないまま先生になってしまっている。
だから、先生の中には、自分が生徒にとって規範となるべき人生の師という自覚がなくなってしまっているのだ。

この問題。
もう一度、先生と生徒の関係性から考え直し、躾を考え直すところから始めるべきなんじゃないだろうか。
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