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2014年07月29日11:31

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今日は土用の丑の日ッ!

平賀源内のステマじゃんw

とかしたり顔で言う人、チョイとお待ちになられよ。
確かにそうした説が「土用の丑の日にウナギを食べる」という源流の一つと
されていますが、諸説は他にも有り、真偽は解りません。

そもそもウナギの旬は冬であり、夏場に売れないから源内センセの元に
相談に来た。そうして考え出されたキャッチコピーがタイトルの言葉。
・・・まあ物語性も有ってドラマ向き、かつ説得力はありますね。


サムネの左から「うなぎ丼」「ウナ重」「はみでたウナ重(笑」です。
関西では「まむし」という盛り付けで、ご飯の中にうなぎが更に入っています。
飯の「間」で「蒸されている」から「間蒸し」。


ウナギは関東/関西で開き方も逆、そして調理も違います。
関東は一度蒸して脂分を抜いてからタレを付けて焼くという方法に対し、
関西では蒸さずにそのままタレを付けて照り焼きにします。

私は関西人ですので、ずっとこの焼き方だと思っていた。
漠然と名古屋あたりで、調理の仕方が解れるのかなあとか思ってましたが、
実際は違いました。

以前神戸に住んでいた時は、馴染みの関西風の焼き方だったんですが、
広島に引っ越した時に無性にウナギが食いたくなり、店舗検索で
勤務先に近い店を探してお昼にGO!
さて、注文後出て来たものは・・・ なんと関東風の、ふんわり柔らかいうなぎ。
それはそれで美味しく頂いたのですが、やはりコレジャナイ感は感じました。
店主が学んだのが関東風だったのか、広島がそうなのかは解りませんでしたが、
馴染みの調理法じゃないものだったので、この歳にしてちょっとショッキングな体験でした。


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ひつまぶし。
開いたウナギを細切りにし、ご飯と混ぜて食べる名古屋発祥の料理とされています。
市販のウナギは身が固いものが多く、こうして細かく切る事で
賄い料理がお客に出せるレベルに昇華した、とか。
ウチでも錦糸卵の細切りを混ぜたりして良く食べます。
お茶漬けにする食べ方も有る様ですね。



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ウナギのマトロート(赤ワイン煮)

ワインとのマリアージュ(ベストマッチ)の例として良く上がる料理がこれです。
ソムリエ試験で出る料理なので、実は有名な一品。
日本ではウナギを背開き/腹開きで調理しますが、海外では開く事が珍しく、
ブツ切り、筒切りにする事が殆どです。

日本でも、江戸時代までは開いて調理する事は無く、「蒲焼き」の語源となった様に、
筒状の切り方に棒を挿して焼いていたとされています。




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ベルギー料理のウナギの香草煮。
これは日本人向けに開いた状態で調理しています。
ベルギーのウナギは日本の物より一回り大きくて皮も厚く、味も大味らしいです。
この様に同じ食材でも国によって違う味覚となる事が多いので、
調理に当たってはオリジナルのレシピを調整する必要が有ります。

ベルギーのビールと一緒に味わいたいですね〜。


最後に「食い合わせ」として有名な物に、「うなぎと梅干は一緒に食べてはいけない」という
ものがあります。
これだけでネタ一回分のテキスト量があるのでまた次回以降に特集しますが、
この食べ合わせは諸説だけで、実際は体に変調を来たすものではないので。
成分的な効果も問題無く、脂っこいウナギとサッパリする梅干は逆にベストマッチ。
ついつい貴重なウナギを食べすぎるから、という理由なので、ガチで信じていた人は
まずソコから疑う事、自分で調べる事をオヌヌメします。

友人と昔、「ウナギウメボシって、特撮モノの怪人の名前みたい」と笑ってました。
他に「テンプラカキゴオリ(笑」とか「メントスコーラ(笑」とかw
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