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2014年07月19日18:57

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ドラマあれこれ

NHK連続ドラマ プラトニックラブ

つい最近8回シリーズの最終回は、かなり衝撃的な結末だった。衝撃

シングルマザー沙良(中山美穂)が、自殺願望のサイトに「どうせ死ぬなら娘に心臓を下さい」
と書き込んだら「私の心臓さしあげます」と、一人の青年(堂本剛)から、
まさかの返事が届いた第一回。
心臓提供がなければ愛する娘沙莉(永野芽郁)の命の残り少ないと告げられていた沙良が
思い余って取った行動に青年は応えて、沙良の目の前に現れた。
青年も心臓に腫瘍を抱え医師から回復の見込みなしと告げられていた上での行動だった。
だが、例え青年が望んだとしても自殺者からの心臓提供は日本の心臓移植法では
認められるはずもない。そこで夫婦なら認められるだろうと、医師の倉田(尾美としのり)の
反対を押し切って二人は、相談して結婚してしまう。
沙良の経営するコンビニの従業員として働きながら、結婚生活を続けるうちに、
沙莉には青年への愛が芽生え、青年の死を棚上げにしようとする気持ちと、
娘を救いたいと思う気持ちに挟まれ思い悩む。青年にとっては、沙良は愛の対象というより、
娘沙莉への慈しみの感情が強いように思えた。その事を沙莉も感じとり、青年が病室を
訪れる度に好意的な態度で迎えていた。けれど、沙良の元夫佐伯(吉田栄作)は、
青年の行動全てを嘘にまみれたものと捉え、事有る毎に青年と対立していた。
沙良と青年の結婚は、正気の沙汰ではないと、なかば沙良にはあきれていたものの、
会社の重役でもある佐伯は、沙莉の病室にしばしば見舞うなど、元家族との関係は続けていた。
そして、沙莉の余命が残り少なる中、佐伯は、沙良に全財産を投げ打って、アメリカで
沙莉の心臓移植を受ける事に決めたと告げる。更に青年との離婚を沙良にせまった。
それは、沙莉の手術成功の暁には元通り家族として暮らしたいという佐伯の願望であり、
家族への変わりない愛情の表れだった。沙良にとって、その申し出は、愛する夫としての
青年の死を望む必要が亡くなる意味からも有難いと思えるものだった。
その頃青年は、医師倉田から予想以上に腫瘍が小さくなり摘出すれば命が助かると告げられていた。だが、青年は医師の倉田(尾美としのり)に、腫瘍摘出の手術は受けない選択もあると
告げる。沙良(中山美穂)への愛を貫き、に心臓提供することが自らの運命と思い込んでいた。

そしてクライマックスの最終回、事件は起きた。ネタバレ防止で伏せるものの
「私の心臓さしあげます」約束通り、青年は死んでしまった。
なんでもありのネット社会といっても、有りそうにはない話だけれど、
ストーリーには結構リアリティが感じられて最後まで見入ってしまった。

大河ドラマ 黒田官兵衛

毎週、史実に基づいた戦国の争いを豪華キャストで展開するドラマを欠かさず観ている。
先回は、クライマックスの一つと思われる本能寺の変だった。
敵は本能寺にありと光秀の号令が下り、信長は火炎の中、自害して果てた。
天下布武を掲げていた信長の夢も、信長の謡曲の如く、果かなくついえた。
攻め入る敵に立ちふさがる森蘭丸を視て、
琵琶湖へのサイクリング途中、森蘭丸の里と立て看板の立った場所を通過した事
等を思い出したりした。
信長勢の使者が、毛利攻め最中の官兵衛、秀吉に伝わった時に、嘆き悲しむ秀吉に
官兵衛が放った言葉、「いよいよ秀吉殿が、天下を取るチャンスが来ましたぞ」
こそ、参謀官兵衛の先見力だったに違いない。
信長に常に忠誠を示し領国の安泰を願っていた官兵衛だが、信長の天下統一の可能性を
常に信じてもいた。官兵衛にとっても大きなショックだったが、参謀魂が官兵衛を毛利方の
和尚恵瓊へと向かわせ、毛利との和議を成立させた。
恵瓊は、光秀謀反、信長の死に仰天するが、秀吉に水攻めに会って落城寸前の毛利軍の
実情からすれば救いの神のようなもの、しかも所領安堵の約束まで手にしたからには、
受けない手はなかった。
今朝6時のNHK第二放送の童門冬二講演会でも、毛利は家訓として天下の事を思う事を
きつくいましめていたと語っていたように、毛利は野心の無い武家だったということらしい。
今週の「中国返し」でいよいよ秀吉の天下取りが始まるわけだけれど、
そもそも明智光秀の謀反とは、一体本当は何だったのか。
ドラマで描かれた謀反のきっかけ、信長から発せられた国替えが謀反の引き金を
引いたのか?家康の前での耐え難い仕打ちだったのか?
歴史上の人物の実際の思いはどうだったのか?、
親しくしていた荒木村重が追われ荒木一族が女子供も容赦なく殺されるたり、
遡れば一向宗門徒3万人を虐殺など、信長の残虐性を快く思っていなかった光秀の
鬼退治だったのではと、童門氏は講演で語っていた事も含めて、光秀は、
心から信長を排除せなければと思ったに違いない。
童門氏によれば、信長は元々領民の農民を大切にし、その事が光秀が仕えるきっかけとも
なったという。尊敬していた人物が、豹変して鬼となってしまったと感じた光秀の心持は
、現代に生きるossamaとしても十分理解できる義憤といってもいいものだろう。
けれども、光秀が天下を取ろうなどと考えたのは、やはり情勢分析不足と云う所だろう。
公家とのパイプを頼りにしたとしても、天皇家の権威も失墜しているし、元足利将軍を
取り込もうと思っていたとしても力は失っている状況で味方に付く勢力は限られていた。
遠く離れた山陽道からまさかと思ったに違いない官兵衛と秀吉の「中国返し」。
日曜日が楽しみだ。手(チョキ)

BS朝日 点と線

2007年朝日放送50周年を記念した名作ドラマ。
言わずと知れた松本清張の推理小説ブームを巻き起こした「点と線」をドラマ化したもの
で、たまたま放送予定にあるのを発見、録画して観た。
2002年、1月21日、九州香椎で発見された男女2人の心中死体?
一人は、東京オリンピックを前にして建設疑惑の鍵を握っていた官僚、佐山
もう一人は赤坂の料亭小雪の女中、お時。
この二人が東京駅15番ホームで朝風に乗り込むところを、機械工具商会を経営する
安田辰郎(柳葉敏郎)と同じく料亭小雪の女中2人に13番ホームから目撃されていた。

博多のベテラン刑事・鳥飼(ビートたけし)は、佐山が持っていた車内食堂の伝票が
一人用だった事から心中を不審に思い事件の裏の真相を探るため、一人、
捜査を開始した。一方、警視庁の特捜2課の三原刑事も、汚職が絡んだ事件とみて
博多へとやって来た。
これ以後、二人は助け合いながら捜査を続けるうち、二人が一緒にいた所をみたと
云う情報も手にした。それはお時と佐山だったのか?
二人で乗車しながらなぜ、佐山は一人で食堂車で食事をしたのか?
佐山が1月14から偽名で泊まったという九州の旅館鳳明館で、
電話を待ち続け、1月20日に女から電話がかかって来ると、
スーツケースを残して出て行ったというが、一体だれからだったのか?
なかでも、東京駅13番ホームから15番ホームに停車した朝風が見えるのは一日わずか
4分という情報を得た鳥飼は、なぜたった4分間に死んだお時の同僚が、安田という
男と一緒に13番ホームから目撃したのか、余りにも偶然にしては出来すぎではないか?
安田は、東京駅にいたのは鎌倉で静養中の妻に会いに行く為と話す。
そして事件のあった日は、北海道へ出張したと語った。
裏付け捜査を開始した二人は、安田が経産省開発課長石田(竹中直人)等と一緒に
19時上野発札幌行十和田に乗り込んでいた事実を掴む。
又安田の妻が静養中の鎌倉にも手掛かりを求めて捜査が入った。
そして浮かび上がってくる様々な疑惑が、事件の真相へとやがて近づける。
最後は思いも寄らないアリバイ崩しの結果、真相が判明。
逮捕に向った捜査陣が目にしたものは、安田と妻の自殺現場だった。
大臣も巻き込んだ汚職の全貌を知る安田が死を選んだ為に、悪い奴らは甘い汁を
吸い続ける。50年以上も前の推理小説が原作というのに、少しも色あせず
スケールの大きさも感じる名作だと思った。指でOK

NHKプレミアムドラマ  遺族

知覧から特攻隊員として散った一高青年藤尾と、最後の出撃の日までのわずかな
付き合いの中で手紙を託された情報将校高田の物語。
夏が近づくと毎年NHKは、回顧録など放送されるが、なかでも特攻隊の
話は、哀れ以外の何物でもない。
高田は、4月、出撃を控えた前日、藤尾に何かしてほしい事はないかと聞かれ、
母への手紙を託す。高田は必ず約束を果たすと伝え、出撃を見送った。
だが戦後、母の住む浜松を訪ねても焦土化した街に、藤尾の母を見つけることは
出来なかった。約束を果たせず心苦しいと思いながら、16年の年月が過ぎたある日、
高田の元に週刊誌の記者が、特攻の回想記を寄稿してくれないかと尋ねてきた。
運良く行けば、藤尾の身内の眼に触れるかもしれないと考えた高田は、求めに応じ
寄稿した。するとすぐに高田宅に藤尾の身内という女性から電話が入った。
妻から電話が来た事を聴くとすぐ、高田はその女性と面会。
女性の話では藤尾の従妹だという。高田は従妹の久美子が藤尾は好きなのだが、
すぐ死にゆく身、余計な心配はさせたくないと話していた事を久美子と名乗った
女性に話す。高田は、思いがけない事で16年かかったとはいえ約束が果たせた
安堵感を感じていた。が、ある日、高田の元に一通の封書が届く。開けてみると、
そこには、久美子がいかに藤尾を愛していたか、なぜ打ち明けずに出撃したのかと
残念がる様子が切々と綴られていた。久美子は今結婚もし子供もいる身の上であり
ながらも、藤尾の事を愛し続けていた心情を知り、自分のした行為が果たして
良かったのかと思い悩む。しかも、暫くすると藤尾の母親が現れ、藤尾は知覧から
別の部隊に回され、母親が照会した同年7月15日には生存していたという話を
高田に語った。その後戦死公報は形見の品と一緒に届いたものの、死亡したとは
信じられずにいるということだった。、久美子も同様、どこかでまだ生きていると
信じていると語った。特攻で亡くなった遺族のかなりの人が、このようにどこかで
生きていて、戻ってくることをねがっているのだという。
現実は、その日出撃した特攻機104機中敵艦に損害を与えたのはわずか3機、
帰還したものは皆無だという。沖縄戦に投入された2400機を視ても命中率は
わずか9%、大半は沖縄に到着する前に墜落など事故や撃墜されたともいう。
こうした事実をもってしても、遺族が帰還を信じていると聞かされ、
親子の永遠の情を踏みにじる戦争の残虐さをあらためて思う。
二度とあってはならないと憲法第九条で誓いをたてたはずなのに、
踏みにじるかのごとく阿部政権が閣議で憲法解釈を変更したことは、
どうこれから解釈変更の名の元に危険な方向へと向かうかと危惧が拡がるばかりだ。
国会で十分な論議もせず、大臣の実の決定で憲法がいじくりまわされるなど、
断固反対。自民党の大物代議士ですら、徴兵制だってありうると明言している。
これから生まれてくる子供達、今青年の世代が徴兵される危険性はあるのだ。、
平和ボケの日本で、「遺族」は、何回でも放映すべきドラマだと思う。指でOK



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