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2014年06月29日15:12

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男女同権に思うこと

■マタハラ議会じゃ産めない(考 民主主義はいま)
(朝日新聞デジタル - 06月28日 17:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2945150

日本では、女性が参政権を獲得したのは、昭和20年。
つまり、第二次世界大戦後、GHQによって新しい憲法が制定され、男女同権が規定されてからだ。

思うに日本の文化の中で、男女同権が常識となったのは、この時が境で、もともとの日本人の意識の根源に、男女同権というモノは文化としてなかったのだろう。

そうした”ない”文化の中に、西洋の文化が持ち込まれ定着する。
それは、実は大変だったりする。

例えば、男らしいとか女らしい、といった表現にしたって、西洋の文化の中ではタブーだ。
性差別だと言われることになる。
だが、日本では今だ、そうした表現を日常レベルで用いられることが多く、そんなに問題視されることはなかったりする。

先日、mixiのコラムにもオトコマエ女子なんて記事が載っていたが、これも性差別という意味では完全にアウトだ。
何をもってオトコマエとされるのか明確化されていないし、明確化にすればじゃあ、それはオンナには当てはまらないのか、ということになる。

つまり、もともと文化として”ない”男女同権を戦後、いきなり西洋の常識として持ち込まれたのだ。
当然、もともと男尊女卑の考えが時折顔を出す時がある。

先ほどの男らしい、女らしいという表現やオトコマエ女子といった表現。
これも、男女同権の文化がキチンと根付いていない証拠だ。
また、フェミニズムを意識するあまり、レディスデーなんていうサービスがあったりする。
これも性差別なんだが、何故か問題視されることはない。

議会にしたって、政は男性がするもの、女性は口を出すべきじゃない、という文化の中に、いきなり男女同権が持ち込まれ、女性にも参政権が与えられた。
女性議員が増えることは増えたが、もともと、そういった考えの”ない”国だ。
いろんな部分で不備も出てくる。

女性議員が妊娠、出産した後のことまで、規則の中で決められていなかったのは、そこまで想定ができるほど、日本の文化の中に、男女同権という考えが根付いていないのだ。
だから、問われたところで対応できない。

塩村氏の問題でもそうだが、僕は、外国人が日本を指して、日本が100年遅れているだなどと言うのは、随分と失礼な話だと思う。
日本は、もともと”ない”文化の中で、日本独特の男女同権の文化を確立してきた。
そもそも西洋の文化が正しくて、日本の文化が間違っているだの遅れているだの、他所の国の人間にとやかく言われる筋合いはない。

これは日本人自らが考える問題だ。
そして、セクハラだマタハラだなんだと糾弾するばかりでなく、どのようにしたら日本独自の男女同権が確立されるかを議論する必要がある。
何もすべてを外国の文化に合わせる必要はない。
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