内容云々よりも、世間を欺いていたことの方が問題

ヤジ「言ってない」発言の理由
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2937071

　僕はこの鈴木某という議員のことは知らないし、ヤジの内容についても、はっきり言って、どうでもいい。

　ヤジを飛ばされていた方の塩村なる女性議員のこともよく知らない。でも外見を見るに、いかにも自分の容姿の見映えの良さを武器にして世の中をわたってきたようなタイプである。

　気に入らないのは、鈴木議員が、当初はヤジを言っていながら、言っていないとして、世間を欺いてきたことである。

　公の場で嘘をつくような人間は、政治家を含めた公職に就くに値しない。そんな奴の言うことは、今後、誰も信じないからである。したがって、この人物はさっさと議員を辞職した方がいい。

　昔、ワシントンの伝記には、お父さんの大切にしていた桜の木を切り倒したワシントン少年が、正直に自分の罪を白状して、お父さんに謝る逸話が必ず登場した（いまはどうだか知らない）。つまりは、「人間は正直であるべきだ」「悪いことをしたら、素直に謝るべきだ」ということである。

　鈴木某は、子どもでも知っているような、そういう当たり前の道徳もわからないらしい。どんな親にどんな躾をされたんだろう。

　こういう人物は、バレなければ、平気で嘘をつくのだろうし、誰かが見ていなければ、平気で悪事を犯したりするのであろう。

　人間が生きていく上で、大切なことのひとつは、「恥を知る」ということである。誰が見ているかは問題ではない。「お天道さまは見ている」のだ。

　　「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉がある。［老子（第73章）「天網恢恢、疎にして失せず」］天の網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕らえる。悪い事をすれば必ず天罰が下る意である。

　僕が彼の選挙区の選挙民だったら、こういう議員が存在すること自体を恥じる。以上である。