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2014年06月18日01:36

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パパの帰りを待っている息子の気持ち、その健気さ

■父が部屋の戸に粘着テープ、監禁2年 厚木5歳致死容疑
(朝日新聞デジタル - 06月17日 20:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2928773

先日、15日は父の日だった。

夜、5歳の息子、はるちゃんとお風呂に入っていると、はるちゃんが言った。

「パパ。今日って、父の日やんな。」

僕がそうだよ、と答えると、はるちゃんは、

「はるちゃんな、幼稚園で父の日のプレゼントを作ってん。
で、父の日にパパに渡そうと思って、見つからへんように、えほんカバンの中に隠しててん。
風呂から上がったら、プレゼント渡すから、ちょっと待っててな。」

はるちゃんはそう言って、僕より先にお風呂から上がって行った。

僕が風呂から上がって、パジャマに着替えていると、すでに先に上がっていたはるちゃんがやって来た。
手には僕へのプレゼントを持っている。

「パパ、いつも、ありがとう。」

そう言って、はるちゃんは僕にプレゼントを渡してくれた。

プレゼントは、ティッシュの箱と毛糸とボタンで作った状差しで、僕の似顔絵が描いてあった。

「はるちゃん、ありがとうな。」

そう言って、僕ははるちゃんをギュッと抱きしめた。

実はこの日、僕ははるちゃんをキツく叱った。

はるちゃんが弟のみのりくんと、コトあるごとにケンカばかりしているから、2人をキツく叱ったのだ。

愛情を持って育てるということ。
時には、嫌われてもキツく叱らなければならない時もある。
でも、僕は2人の息子が可愛くて、大好きで、とても愛している。

そんな父親としての僕の気持ちが、ちゃんとはるちゃんに伝わっていることがわかって、僕はとても嬉しかった。

このニュースは、何度か続報を記事で、目にするが、その度にとても、居た堪れない気持ちになる。
亡くなった男の子が可哀想で、胸が締め付けられる。

本来なら、当たり前に注がれる愛情が、この男の子に注がれなかったこと。
でも、それでもこの子は、お父さんの帰りを健気に待っていたのだと思うと、可哀想で堪らない。

亡くなった男の子は、はるちゃんと同い年。
5歳の息子は、僕を驚かせようと、父の日のプレゼントをえほんカバンの中に隠していた。
その息子の気持ちは、僕への心遣いだ。
5歳の男の子でも、そうやって心遣いを見せてくれる。
健気に一生懸命に。
子供とはそんなもので、僕はつい、この男の子とはるちゃんを重ね合わせて見てしまう。

きっと、健気にお父さんの帰りを待っていたんだろう、と。

だから、同じ父親として、この父親がやったことは、どうしても許すことができない。
自分のことしか考えないこの父親のことは、どうしても許せない。



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