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2014年06月14日23:52

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触ることで感じる生命

昆虫 素手で触れる高校生激減
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2924913

不思議なもので、僕は京都の田舎で育ったせいか、子供の頃の遊びと言えば、近くの山に行って虫捕りをしたり、川や田圃に行っては、沢蟹やザリガニやカブトガニ、タガメやカエル、カナヘビやトカゲなんかを捕まえて遊んでいた。
僕の弟なんか、青大将を捕まえては、尻尾を持って振り回してたりなんかして、近所の女の子を泣かしたりしていたもんだから、よく母親にこっぴどく叱られていた。

そんな環境で育ったもんだから、虫の類いは、大抵平気だったのだが、大人になってから、虫が気持ち悪く感じるようになって、昔のように触れなくなった。

あれだけ平気だったのに、何故気持ち悪く感じるようになったのか、よくわからない。
大人になって、虫と触れ合う機会がなくなったのでそうなったのだろうか。

しかしながら、今、ウチの家には虫カゴがあって、その中には、常にバッタやカミキリムシ、カマキリが入っている。
5歳の息子、はるちゃんだ。

結婚して、はるちゃんが生まれてすぐに、京都市内から、宇治市の山手に引っ越した。
家の近くには、自然公園や植物園があったりして、どちらかというと緑に囲まれているせいか、近くの公園へ行けば少しは虫捕りができる。
はるちゃんは、毎日幼稚園から帰ってくると、虫カゴと虫網を持って、公園へと走っていく。

最初は、虫を触るのを怖がっていたはるちゃんだったが、そうやって虫捕りをするようになって、大抵の虫を触るのが平気になった。
お蔭で、はるちゃんと一緒に虫を触るようになったので、僕も昔のように虫が触れるようになった。

要は、普段からどれだけ虫と触れ合う機会があるかどうかなんだと思う。
今はそれだけ、自然の中で遊ぶことがなくなった。
特に親が虫を怖がれば、子供も怖がるようになる。そうした得手不得手は、親の影響を多分に受ける。

虫が触れないからと言って、そんなに生活に不自由するわけではない。
でも、そうした自然の中で、昆虫や小生物と触れ合うことで得られる経験もある。
僕はテレビゲームや携帯ゲームをするよりも、虫カゴと虫網を持って公園の中を駆け回っているはるちゃんを見るほうが子供らしくて好きだ。

子供の頃にしか経験できないこともある。
虫カゴと虫網を持って、自然の中を駆け回る。
そうした経験は、必ずはるちゃんにとってプラスになる。
虫が触れないからと言って、生活に不自由することはないかもしれない。
でも、虫が触れないよりは、触れるほうがいい。

触ることで、感じる生命。
それは、はるちゃんにとって大きな経験だ。
それは、知らないよりも知っているほうが良い。


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