野党の動き（維新と結い、分化する民主・他

　７日各紙。民主党の海江田代表が、みんなの党の浅尾代表、結いの党の江田代表と相次いで会談した。浅尾氏とは候補者調整で、江田氏とは政策協議開始で一致した。

→　ヒジョーにアリバイ作りっぽい。浅尾・江田両氏も、拒否る理由も無いから相手にしたけど、本気とは思っていないのでは？特に、江田氏は。みんなの党との選挙区調整くらいはするかもしれないけれど、党内ですら政策をまとめられない海江田氏が、他党と政策協議出来る筈がないもの。




　１０日産経・読売。維新の会、分党方法は「分割」で合意。政党交付金の分配がより公平に。

→　落とし所は見えていたような... 橋下系の誰かが嫌がらせしていた？松井幹事長？




　１１日各紙。維新橋下系と結い、政策合意案をまとめた。「改憲」「小さな行政機構と規制改革」「原発フェードアウトと自然エネルギー」「集団的自衛権"検討"を含む自衛権行使適正化」「社会保障制度改革」など。

→　"検討"という辺りに苦労が見える。結いには集団的自衛権行使に抵抗がある人が多い？





　８日読売。民主党の各グループが、野党再編を巡り２極分化している。
　　・積極派：前原(20)、野田(15)、細野(15)、長島(10)＋岡田、安住、玄葉
　　・慎重派：旧社会党系(15)、大畠(15)、菅(10)
　　・中間派：旧民社党系(15)
　　　※　カッコ内は大まかな所属議員数。

→　細野は分かるけど、いつから長島がグループの領袖になったの？彼の主宰する勉強会は超党派だし。野田や前原の意を汲んで、接着剤役をやっている、という見方は誤り？



　１１日朝日。民主保守系有志が「安保基本法案」草案をまとめ、党執行部に届けた。海江田代表を牽制する狙い。

→　届けたのは松本剛明氏ら。




　１１日夜のニュース。党首討論、民主の海江田代表は集団的自衛権に論点を絞ったが、噛み合わず。

→　安倍ちゃんは話をズラして受けではなく攻めて誤魔化したもよう。ちゃんと答えても、既に与党協議で公明とやってるのと同じような議論になるだけで、何の不都合も無かったでしょうに。

　完全に野党、特に民主党が侮られていることが良く分かる。国会は形骸化し、議論はほとんど自公の２党だけで行われている。

　また、海江田代表も。何も、民主党が一番バラバラになるテーマを選ばなくっても良いのに。しかも、解釈変更に反対しどうしてもやるならまず改憲せよ、と受け取れるような発言。党内保守派（前原、長島、松本など）を敵に回した？どっちつかずな態度をやめリベラル寄りに舵を切ったの？墓穴を掘ったようにしか見えない。