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2014年06月10日00:53

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パパの願い

■死の直前「パパと呼び続けていた」 厚木の男児遺棄事件
(朝日新聞デジタル - 06月09日 18:54)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2916833

先週の土曜日、はるちゃんの幼稚園の父兄参観があった。

普段は仕事ばかりで、あまり父親らしいことができていない僕は、この日だけは、店を閉めて父兄参観に参加した。

はるちゃんは5歳。
この記事の男の子と同い年だ。

廊下から教室を覗く。
僕に気付いたはるちゃんは、とても嬉しそうに手を振った。
先生の話と歌があり、教室内へ。

今日は、子供と一緒にトイレットペーパーの芯と輪ゴム、チラシを使ってロケットを作る。
それが今回の父兄参観のメインだった。

僕ははるちゃんと協力してロケットを作った。
はるちゃんがロケットを作り、僕が発射台を作る。
それぞれの場所で、それぞれの子供たちとお父さん。
子供たちは、皆、嬉しそうだ。

その後、出来上がったロケットを園児たちは、飛ばし合いをした。
誰の作ったロケットが一番遠くまで飛んでいくだろう。
お父さんたちは、皆、子供たちの為に一生懸命発射台を作る。

そう、パパたちは皆、自分の子供たちに良いところを見せようと一生懸命だ。
子供たちは、そんなパパをキラキラした目で見ている。

本当なら、理玖くんも、そんな風にパパと一緒に幸せな暮らしをしていてもよかったはずだ。
何故、この子だけが、こんな仕打ちを受けなければならないのか。

本当に本当に可哀想でならない。
同じくらいの息子を持つ父親として、この記事はあまりに辛い。
胸が締め付けられる。

今日この記事を読んで、僕は、我が子を強く抱き締めた。
はるちゃんは、みのりくんは、僕たちのもとに生まれてきて、幸せだろうか。
そう自分に問いかけながら。

パパやママが我が子を守ってあげなくて、一体、誰が守ってあげることができるのだ。
どんなことがあっても、我が子だけは守る。
僕らは願う。
我が子が幸せに、健やかに育ってくれるよう。

ママがいなくなってから。
理玖くんは、きっと不安な毎日を過ごしていたことだろう。
それでも、パパがいて、理玖くんはパパを頼りに毎日を暮らしていた。
そのパパが我が子を守ってあげなくて、どうするのか。
それでも理玖くんは、放置され、衰弱しても、パパを頼りにしていたのだ。
その理玖くんの気持ちを考えると、僕は胸が締め付けられる。

一切パパらしいことをせず。
衰弱する我が子を見ても、放置できる。
そんな酷い父親であっても、理玖くんにとっては、たった一人の父親なのだ。
最後の最後まで、そんな父親をパパと呼び、亡くなっていった理玖くん。
この父親は、そんな我が子の気持ちをどう考えているのか。

本当に本当に腹立たしくて仕方ない。

同じように、パパとママの間に生まれて。
何故、こんな目に遭わされなきゃならないんだろう。
何故、当たり前の生活や、パパやママの愛情を受けることができないんだろう。

この記事を読んで、僕は思う。
自分の息子だけは、決して、こんな思いをさせないよう。
そして。
すべてのパパやママが、自分の子供だけには、こんな思いをさせないで欲しい。

僕は今日、二人の息子を強く抱き締めながら、そう思った。
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