3日毎日夕刊と4日東京・日刊スポーツ。理研の別チーム(遠藤上席研究員)の独自解析によると。小保方氏らが培養したとして公開したSTAP細胞の遺伝子データが、他の種類のマウスのES細胞とTS細胞(胎盤になる能力のある幹細胞)を混ぜた特徴があった。
ただしSTAP論文共著者の一人・丹羽プロジェクトリーダーは「ESとTSが均一に混ざり合ったものを作るのは、経験上困難」とし、STAPの正体がESとTSとの見方を否定した。
→ これは、毎日が追っていた他の件とは違って、本質的な批判。
4日各紙夕刊(東京以外)。小保方氏、2本目に引き続き、STAP論文の1本目についても取り下げに同意した。米ハーバード大のCバカンティ教授も、同意する方向で調整中。代理人によると「本人は極めて精神状態が悪い。自主的に同意したとは思えない」。
→ 上記、遺伝子の問題が影響している?のかも??
5日朝の各紙webや朝の各番組。STAP論文すべて取り下げの背景。「ネイチャー」編集部からの「自ら撤回を」との打診をCバカンティ教授が受け、強制撤回されるのは不名誉を避けるため、教授は同意したという。
これでSTAPの成果はすべて白紙に戻った。
5日読売。STAP論文問題。理研の「自己点検検証委」の報告書案が明らかに。秘密保護を最優先し、センター内研究者による相互チェックが働かず。研究内容をセンター内でも非公開にした笹井氏の責任を指摘。
→ この指摘はまっとう。
小保方氏の採用が杜撰だ、という批判もある。ただ、最先端分野では実績に欠ける研究者を雇うこともあって良いと私は思う。でもその場合、雇った責任者がしっかり管理・サポートする必要がある、とも思う。なので、この件で一番批判されるべきなのは、小保方氏より笹井氏の方。もちろん、小保方氏もトンデモだけど。
5日東京。STAPについて、理研は「国際特許に必要なため、検証実験は継続する」とした。
→ 特許を取り下げないなら、そうでしょうね。追加データを求められるかもしれないし。論文はまったくの無価値だけれど、現象は実在する可能性もごくわずかながらあるし。ごくごくわずかだけど。
しっかし、いつまで続くの?この問題。もうイヤ。この関連ニュースに接するたびに生きているのがますますイヤになる。
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