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2014年06月06日02:01

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口にガムテープを貼るということ

■多動性ある子の口に粘着テープ 京都の小学校
(朝日新聞デジタル - 06月05日 12:36)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2911438

授業中に騒いでいる生徒がいる。
いくら注意しても聞かない生徒に対して怒った先生が、その生徒の口にガムテープを貼る。

そのような光景を僕が小学生の頃、1度ならず見たような気がする。
いや、僕自身、授業中に先生に怒られて、口にガムテープを貼られたことがあった。
恥ずかしながら、僕は小学生の頃の通知表に、必ずと言っていいほど、いつも先生からの一言に、落ち着きがない、と書かれていた生徒だった。

でも、口にガムテープを貼られたからと、親が学校に怒鳴り込んだこともないし、学校で問題になったこともない。

まあ、僕の小学生の頃は、注意欠陥多動性障害じたいが認知されていなかった時代だったし、クラスの中に落ち着きがない子供というのは、何人かいた。
その中には、もしかしたら今だったら、このような診断が下されていたろう子供も居たのかも知れない。

この先生を擁護するわけではないが、先生は自身の小学生時代に先生が落ち着きのない生徒に対してやっていたことを、何気無くやってしまったんじゃないだろうか。

しかし今は時代が違う。
落ち着きのない生徒が個性である時代ではない。
落ち着きのない生徒の中には、注意欠陥多動性障害という診断を下された子供がいて、その子供に対して、昔のように先生が生徒に振る舞うことは、時に差別と訴えられることもある。

今まで認知されなかった障害が社会的に認知されることで、今まで問題無かったことでも差別と受け取られる。

確かに先生の行動は、配慮に欠けていた。
確かに先生は、多動性障害についての理解がなかったのかも知れない。

だが、そんなにニュースとして、全国に配信、報道されるようなコトだったのか。
先生がもし、多動性障害のない普通の生徒が授業中騒いでいて、その生徒の口にガムテープを貼ったとしたら。
これは、それほど問題にならなかったろう。

いや、今だったら問題になるんだろうか。
だとしたら、本当にやりにくい世の中だ。
先生も大変だろうなぁと思う。

要は、それだけ今は、先生と保護者の間の信頼関係が稀薄になっているんだろう。
だから、これくらいの事でも、世間を巻き込む大問題になる。

最後に僕の意見を述べさせてもらうと、僕は、この先生の行動に、この生徒に対する差別的な意味合いが込められてないなら、それほど問題がないように思う。
寧ろ、普通学級の中で、障害のあるなしに関わらず、授業中に騒いでいる生徒に対して、分け隔てなくやっているなら、指導としては問題ないと思う。

そして、保護者を含めた周りの環境に、もう少しおおらかな気持ちがあれば、と思わずにいられない。

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