こないだの日曜日、浅草に 九十九一さんの新作オムニバス
『つくもっちんぐ』を観に行ってまいりました。
写真は、カメラマンの都筑 淳さんに撮っていただいた打ち上げ後の一コマ。
『てがみ』っていうお話が好きだったな〜
見知らぬ男女がそれぞれ、相手が落とした手紙をこっそり盗み読んでしまう。
男の手紙はセンスのないラブレター。
女の手紙は天然ボケ感たっぷりの遺書。
その手紙の内容が、九十九さんならではの可笑しさにあふれてて面白いのなんのって!すったもんだの揚げ句、
「文通…しませんか?」
と、背中合わせに顔を赤らめる二人に思わず胸キュン♡
写真のようなオジサマが書いたとは思えない、らぶり〜なショートストーリーでした(笑)
そーいえば一昨年、家中のものを3分の2に減らそう計画遂行の中、
むか〜し昔に書いた、ラブレターが出てきたのでした。
家族が寝静まった真夜中に書いてた時のことを思い出す…
淡〜い水色の封筒に切手を貼ったまま、出さずに終わったラブレター。
いや〜「夜書いた恋文は、朝、必ず読み返せ」って、昔から言うけど、
ほんっと、出さなくてよかった(。-_-。)
九十九作品の中の、センスのないラブレターを書いた男にもどん引きされてしまいそーな文章の恥ずかしさに、倉庫で一人、死ぬほどのたうちまわったのでした。
ええ、もちろんその手紙には成仏していただきましたとも (-人-)チーン
そーいえば、最近はめったに手紙を書かなくなったな〜
携帯でメールができるようになるまでは、レターセットもいっぱいコレクションしてて、人に手紙を書くときはどれを選ぼうかとわくわくしてた。
郵便受けに手紙を見つけた瞬間の「お!」と、いう喜びや、
封を開けるときのちょっとしたドキドキ感。
遠距離恋愛をしてた彼から手紙が届いたときは、
便せんに並んだ癖のある文字を指でなぞったりなんかして…(あ、舐めたりはしてませんから。)
懐かしい友人の旅先からの葉書に、その土地の風の匂いを感じたり、
高校時代、授業中にもらった手紙の愉快さに笑いを必死でこらえたり、
すんごくクールで堅い人が思いがけず字がめちゃめちゃ下手で、一気に親近感が湧いちゃったり(笑)、
「ちゃんと食べてますか?」と、心配する母の手紙に思わず涙がこぼれたり。。。
もちろんデジタルの力を使わない生活なんて、今更絶対無理だけど、
レコードにそっと針を乗せるようなアナログさを味わう感覚は失いたくないな〜
と、いうわけで、ペンパル募集〜してみよっかな( ̄ω ̄)ノ゛
『ペンパル』というワードに反応したあなたは、間違いなくアナログ世代です(笑)
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