またもや最初はRUSH、というかニキ・ラウダの話から
ブルーレイは予約初日に速攻で売り切れたそうです。
どう考えても吹替えアイドルタレントの話題作りに、出荷数を意図的に初日売り切れとすべく調整したって事ですよねぇ。
何が何でも映画の出来より吹替えタレントの功績でヒットした事にしたい筋書きは、監督の知る所と成った時に今後のハワード作品の日本上映に影響するような気がします。目先にぶら下ったアンパンしか見えない人間が幅を利かせてる業界ってどうなんでしょう。
私の好きな画家、マイケル・ターナーの今度はギフトカードがいくつか発掘されました。
ラウダがカムバックした年、まだポルシェのターボエンジンは完成してませんが、易々と優勝を記録しています。
マクラーレンの親玉は、ブルース・マクラーレン→テディ・メイヤー(RUSH時)→ロン・デニスと三期目に入ってますが、とにかくジョン・バーナードデザインのシャパラル2KのF1仕様ともいうべき、MP4の出来が素晴らしく、ラウダの復帰優勝の助けに成ったのは間違い有りません。
マクラーレンって、映画の時代のM23もそうですが、インディカーの名作をF1化して長期に渡って使用し成功するってのが特徴ですね。
MP4はカーボンコンポジットを導入した事ばかりで有名ですが、私の観察では空力でも他チームから抜きん出て一番洗練されてます。
どうしてこれらの重要な特徴を自動車雑誌では書かないんでしょうね〜。
上の絵は、この年のロングビーチ。
アルファロメオのデ・チェザリスがルノーのアルヌー車に突っ込んで初優勝を逃したシーン。
そして、マクラーレンのラウダとワトソンが最後尾スタートからワンツーフィニッシュを決めるって、まさにラウダの本戦勝負セッティングの真骨頂なレースでありました。
マクラーレンにフロントウイングが無い事にも注目。基本空力が優れてるので、市街地コースでも車体だけで充分ダウンフォースが得られるんでフロントウイングは必要無いのです。前後バランスはリアウイングだけで調整するラウダのセッティング能力の賜物。
この後、ルールが改正されて車体設計には2つの正解の流れが出来ます。
一つはバーナード設計のマクラーレンMP4/1C〜MP4/2(ポルシェV6ツインターボ)。
もう一つは、鬼才ゴードン・マーレー作のブラバムBT52B(BMW直4ターボ)。
ラウダのブラバム時代のチームメイト、ネルソン・ピケットは立派にチャンピオンに成長しました。
絵は、ピケの背後でパトレーゼとロータスのアンジェリスが絡んでるので、南アフリカだと思われます。
マクラーレンとブラバムは正反対のコンセプトで設計されてますが、ターボパワーの増大と空力理論の発展でブラバム方式は僅か2年で絶滅へと向かいます。
先日、引越しを済ませた「東芝未来科学館」へと行ってきました
博物館と啓蒙施設が合体した、今時の企業博物館ですね。
ステージイベントや、体験学習で子供の心を鷲掴みにしようと必死です
発電所の展示。
おや、何故ここにだけ模型が無いんだろう?(謀読み)
博物館コーナーは創業者関連と東芝製品展示の2部構成に成っています。
真ん中にニョキニョキ立ってる「無尽灯」が私のツボ
あと、科博には無い、和時計の製作整備用具も展示されてるのが嬉しい。
他にも、茶運びカラクリ人形の実演などあります。
案内のお姉さんは実に勉強しており、ちょと詳しいくらいの人の質問なら易々答えられる知識レベルです
製品史展示コーナーでは丁度お客が居なかったので、お姉さんは英語での説明を練習中
展示物は多くがまだ電源が生きており、お姉さんが開けて中身を見せてくれたり、稼動させてみせたりして下さいます
あとは適当に鼻血出してください
それにしても、多数の若い優秀な人材をミュージアムに割く余裕があるって意味で、私が唯一信用してる家電メーカーの東芝の奥の深さが改めて感じさせられました。
ただ、施設としては今ひとつ中途半端です
電気と関係無い東芝の展示は有りません。この会社の一番凄い技術は鉄鋼金属の分野に有るというのが私の見解なのですが。特に焼き入れと超硬ですね。
http://toshiba-mirai-kagakukan.jp/
お次は「日銀の支店建物の保存と活用」って講演会です
講師は日本銀行技師の中村茂樹氏。
日銀の職員は4000名弱、そのうち技師の肩書きを持つのは12人、さらに建築関係は6名だそうです。
現在では昔のように日銀自ら建物を設計する事は無くなったものの、内部には維持や立替の外注をする為の専門家が必要って事ですね。
日銀の歴史とはすなわち日本の近代建築の歴史でもあります
この面子ですよ。
日銀の支店が一通り日本各地の出来てから、独立事務所でこれらの技師達が有名建築物を設計して行く流れです。
日銀の古い建物が何故比較的よく残されているか。
客と面する本館と、金庫、職員の為の付帯建物がそれぞれ独立していて、それを塀が取り囲んでる自前の敷地。
立替は主に付帯建物で行われます。
しかも家主が別のテナントとかじゃなくて、土地は完全に日銀の持ち物。
かくして現代に多くの歴史建築物が残されます。
これは金庫。
因みにこの北九州支店、支店としては古参ながら福岡と下関に支店があるので日銀では廃止したいそうですけど、政治的に無理だとか。
他にも青森もともう一ついらない支店があるそうですが、大人の事情で廃止出来ないそうです。
金庫といえば、旧京都支店の金庫は今はカフェ転用されてるとか。それは行かねば
こちらは、これも古参ながら廃止された小樽支店を改装して日銀資料館にした工事の様子。
レンガ建築を外見も中身も変えずに補強する為、PS工法って手法が採られます。
松江のカラコロ工房や広島など、廃止された日銀の歴史建築物は地方自治体に払い下げが原則ですが、小樽のようにお金の無い自治体では日銀自身が維持転用をしなくては成りません。
お次は、また親BUNさん達と骨董市へ行ってきました
大船からモノレールで片瀬江ノ島へと向かいます。
援衝装置ウオッチ
懸垂式なので眺めも独特です。
JR宿舎の廃団地や、廃線路跡と思われる謎道路など、沿線は見所満載。
懸垂式車両は三菱の独占なのでしょうか。
で、龍口寺で開催されてる「湘南・龍ノ口骨董市」に到着です。
が、寺の前のロケーションが素晴らし過ぎます
いや、ちゃんと買い物もしましたよ
青森駅周辺の絵葉書などなど。
ついでですから江ノ島にも向かいます
陸自のAH−1が居ますが、対戦車ヘリが江ノ島上空で何やってるんでしょうね。
頂上には子供の頃には無かった施設が沢山。
猫に注目
一日動かなかったようです。
親BUNさんオススメの「富士見亭」へと到着。
テラス席に構えます
海自の観艦式にここに来て望遠構えると絶好のロケーションではないでしょうか。
美味そうですが不味いです(笑)
そこがいいんです
ってか、まだ昼の1時過ぎ・・・
沖では巡視船「いず」が単錨泊中
ここで呑みながらB−36やゴブリンの写真を酒の肴にしてる人間って私達くらいではないでしょうか
帰りに遭遇した「満月マン」
着ぐるみ経験者には分ると思いますが、階段って凄い怖いですよ・・・
http://ameblo.jp/mangetsu-man/entry-11827570184.html
周辺建物ウオッチも抜かりなく
大船にとって返して「大船ホルモン」でこの日二回目の宴会です
酒もホルモンも美味すぎるぜ
その翌日の公演会は軍学堂主宰の「日本軍兵器の強さと弱さ(6) 装甲列車」です。
講師は市井の軍事史研究家、藤田昌雄氏。
まさに私の為に催された企画と錯覚してしまいます
いやぁ、「陸上戦艦」ってニュアンスがいいですね。
「水中戦闘機」「宇宙要塞」「空中戦車」とか、異種格闘技のようなネーミングの物体は燃えますよね。
今週の日曜は上野科博で開催中の特別展「医は仁術」に行ってきました。
某ドラマとの露骨なタイアップ企画ですが、内容は素晴らしかったです
しゅじゅつ用具、薬箱、顕微鏡、教材模型、解剖スケッチなど興味深いネタが盛り沢山。
ところで、本草学の教科書「大和本草」
カブトガニのスケッチだけユルキャラみたいで楽し過ぎです
http://ihajin.jp/
上野公園では、何やらインド・パキスタンのイベントが開催中。
食い物屋台はナマステインディアなどでもお馴染みのお店が出店してて、 昼食と相成りました
「チャオミン」を頂きましたが、普通に焼きソバだよ、ってか麺多過ぎ
おしまい。
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