mixiユーザー(id:2129235)

2014年04月15日10:22

1 view

志らく一門会

 お見舞い後、落語会に。志らく一門会。これが、病院と同じ沿線で開かれるのでお見舞いを今日に合わせたのでした。



 開口一番 ・らくぼさん(前座) 「金明竹」。

 マクラ無し。噺は独自?のくすぐりを幾つか入れていて、それはそこそこ面白い。ただ口調が落語っぽくない、現代劇風だし、関西人の言い立てがたどたどしいので、あまりウケなかった。まぁまだキャリア浅いし。



 二番手  ・らく次さん(二つ目)「鮑のし」。

 マクラは、先日の不動院寄席でも言っていた「モモクロのイベントで似顔絵を描いた話」。受けてた。

 噺は、いつもの彼らしくテンポ良く、面白いけど、やはりあまり笑いは起きず。何というか、停滞期かも?何か大胆な試みでもして脱皮しないと、いつまでも真を打てないかもしれない。



 中トリ  ・志らく師匠(真打ち)「妾馬(八五郎出世)」。

 マクラは「マクラ論」(昔は新作派しか時事ネタをやらなかったけど、談志が古典でも始めて云々)と、小保方さん話「佐村河内や猪瀬・渡辺と、小保方さんって。蛾と蝶の違いでしかないのにねぇ」と。確かに。

 噺は、もちろん並の真打ちよりは面白いんだけど、志らく師にしては不満な出来。いつもの勢いを感じない。いつもはもっともっと面白い。

 中トリなので、少し軽めに演じられたのか、それとも不調なのかしらん。やや眠かった。



 ヒザ代わり・志ららさん(二つ目)「短命」。

 マクラ。一門会出演は1年ぶりだ、とのこと。そういえば。あと、志らく師のところにまた入門希望者が来たとか。いったい、どれだけ弟子が来るんでしょう... すごいなー十数人?志らく師って落語の解説がとても分かり易いんだよね。それも一因?

 噺は、彼の得意ネタで、いつものような出来。彼も、らく次さん同様、進歩が足踏み状態。真打ちを目指すなら脱皮が必要でしょう。ただ、ご本人は真打ちより落語も出来るマルチタレント方向に興味がありそうな。



 大トリ  ・志ら乃師 (真打ち)「井戸の茶碗」。

 マクラで「皆のネタが、微妙にかぶってる。なので自分も少しかぶったネタを選んだ」「今日の会、チケットを買ったのに来ない人が20人ほどいる。なぜ?」「小保方ジョーク、爆笑問題の『小保方さんは、私のことが嫌いでも、STAP細胞のことは嫌いにならないで下さい!って言ってるんだよ』が面白かった」等々と語ってた。

 噺は、ちゃんと?大家さんが出てくる普通の「井戸の茶碗」(大家さんを省略する演者もいてるので)。

 ウケてはいた、面白いんだけど。やや装飾過多。細かい笑いを拾いに行き過ぎ。志ら乃さんは何を不安がっているのでしょう。彼、骨格をキチンと演じるだけで、大トリとして充分ウケるだけの技量はあるハズ。あんなドガチャカとくすぐりまくって装飾しなくても良いのに。

 彼も、らく次さん・志ららさんとは一段上のレベルで、やはり停滞している印象がある。どうやってもう一段上がろうか、そのための方向性を見失って混迷しているような。



 終演21時過ぎ。
0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する